アフター0 1 文庫版特別編集 (小学館文庫)
アフター0 1 文庫版特別編集 (小学館文庫) / 感想・レビュー
白い駄洒落王
邪悪さ加減が少なめなSF短編集。宇宙に巨大な仏像を作る「仏陀降臨す」が壮大でいい。
2014/01/08
さとさとし
数年前に読んだ「大平面の小さな罪」は正直なんとも思わなかったけど、このSF短編集、とてもいい。 ロジカルな思考と、ちょっとぶっ飛んだ思考のブレンドが重要なわけなんだけど、その具合が絶妙、一話目の宇宙空間で1000メートル級の仏像を建立する話からいってもう見事。 次の飛行機事故で唯一生き残った女性の話もミステリーとしてよく出来てて、と半分位までは賛辞を送っておく‥‥
2020/12/31
ヴィオラ
初めて読む作家さんだけど、楽しい読書になりました。SFというより、世にも奇妙な物語な感じ。この1巻は、ミステリー色が強い印象があるけど、他の巻はどうなのかな?好きなのは、メインのアイデアというよりも、導入からクライマックスがピタッとハマってる「種を蒔く男」とか、「黒後家蜘蛛」みたいに色々な推理が楽しい「乾いた大地の水の街」あたり。
2011/07/17
daken
デビュー作すげえなあ。ちょっとプラネテスはこの短編に影響を受けてる気がするず。
2012/09/05
山口康隆
宇宙に巨大な菩薩像を作ろうとする「仏陀降臨す」をはじめ、SFだったりどこか不思議な短篇シリーズ。同じキャラクターたちが活躍する明確なシリーズ内シリーズは〈大いなる眠り子〉シリーズほか、大洋電機を舞台にした連作も。個人的ベストは描いた画が数十年後に評価されはじめた画家の話である「大いなる点景」。
2012/01/02
感想・レビューをもっと見る