鉄コン筋クリート (3) (小学館文庫 まC 7)
鉄コン筋クリート (3) (小学館文庫 まC 7) / 感想・レビュー
ちくわ村長
宝町の大人達はクロを通して、過去の自分を見る。シロを通して希望を見る。あの当時感じていたキリキリした心の痛みは無くとも、シクシクとした痛みは確かに存在する。クロの手に残る傷のように。自分と似た闇を持つ誰かに出会った時、すーっと引き寄せられる感覚、誰かを恋しく思う気持ち。ここまで血の通った人間味、いや人間臭さのある作品を他に知らないなぁ。
2013/02/23
kasukade
何かわからない。何かわからないけど何かが残った素晴らしい作品。クロはシロがいたからクロはイタチじゃなくクロでいられる。そして町は死んでいく。。だけどシロからみたクロや世界は今日も平和で安心だというのだからきっと安心なんです。そんな気がします。いやーなんだかわかんないけど面白いってこういう作品のこというんだろうな。松本大洋はまぎれもない天才だわ
2013/03/31
MIEKKO
「寂しい」という思いを押し込み、泣きたいのに泣かないと、自分の中で苦しみを消化することはできないんだということが分かった。クロの「彼」との対面に息詰まるほど緊張した。
2013/03/30
USA★Milk
また凄い作品に出逢ってしまった…
2013/11/29
中山りの
深い奥の方を揺さぶられる。
2017/10/21
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