ZERO (小学館文庫)
ZERO (小学館文庫) / 感想・レビュー
yoshi
狂気の中の詩情。いつか花になれたらいい。
2022/06/06
pitch
若い頃松本大洋ってあまり好きじゃなかったんだけど、今なら好きになれそうで手に取った。既に頂点に立って久しいボクサーが、ついに下り坂に差し掛かろうかという際、彼が持つ天性の狂気を描ききっている。話そのものの緊張感もだけど、細部まで偏執的に描き込んだ絵の迫力に圧倒される。ああこれはもう芸術だなあと思って本を閉じた。
2022/06/09
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