谷口ジロー画集 jiro taniguchi
谷口ジロー画集 jiro taniguchi / 感想・レビュー
ぐうぐう
全世界同時発売の谷口ジロー画集。日本語と英語、そして仏語の三ヵ国語による解説が付いている辺り、谷口の海外(特に欧州)での人気が窺える。谷口の名前が轟くのは、『事件屋稼業』でもタッグを組んだ関川夏央との『「坊ちゃん」の時代』シリーズだが、漫画家として分岐点となったのは『歩くひと』だろう。その『歩くひと』が日本よりも欧州で評価が高かったというのも、大いに頷ける。日本の日常を描いた漫画に、しかしメビウス等のBDの影響が色濃く感じられるタッチを見て取った欧州の人々は、さぞかし度肝を抜かれたはずだ。(つづく)
2016/03/15
Tomotaka Nakamura
80年代からずっと追いかけているこの人。評価されて本当に嬉しい。
2016/03/28
GYA
さいごにブノワ・ペータースによる巻頭の素晴らしい解説を読んで読了。時間をかけて堪能した。関川夏央の寄稿も、谷口ジロー自身によるコメントも、すべてがきちんと収まるべきところに収まった、端正で存在感たっぷりの、ずしりと重い画集。
2016/03/20
感想・レビューをもっと見る