古代への情熱 (地球人ライブラリー 20)
古代への情熱 (地球人ライブラリー 20) / 感想・レビュー
ムーミン2号
かれこれ45年ほど前に一読したことはあるが、今回は訳者が池内紀さん、ということも手伝ってこちらを読んでみた。あたかもシュリーマンの自伝のようにこの本を紹介するのを見かけるが、決して自伝ではない。彼は自伝は書いていない。本文の多くは別の人が書いていて、内容も発掘やお宝発見のことの方が比重が高い。自伝的内容は面白く読めるが、発掘やその成果についてはそれほどの興味を持てなかった。シュリーマンの功績は紀元前の文明が地中に眠っていることを広く世界に示し、その可能性を広げたことかも知れない。途中挟まれるコラムがいい。
2020/06/30
shishi
[A+]トロヤを発掘した男の情熱的な生涯についての本。語学勉強法や彼の習慣に関する記述は参考になる。文章の全体に情熱が満ち満ちていて、読むとこちらまでなにかやってやろうという気になってしまう。古代ギリシアについても興味をそそられる。ホメロスをぜひ読もうと思った。
2013/04/16
りんふぁ
古代への夢でもある、と後書きにあったけど、ほんと夢を追いかけ、現実に起こしてる。凄いなぁ。
2014/12/02
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