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ふしぎ草子

ふしぎ草子

ふしぎ草子

作家
富安陽子
山村浩二
出版社
小学館
発売日
2023-04-12
ISBN
9784092893245
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ふしぎ草子 / 感想・レビュー

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ちえ

書店で表紙の絵が気になって手に取った。富安陽子さんの本ということで、読みたいな、と思っていた。週末行った図書館で見つけて借りてきた。〈あやしくも不思議な八つのものがたり〉確かにちょっとぞくぞくするお話。「猫谷」「魔女の家」「よらず池」「藤棚」が好み。

2023/12/21

ケ・セラ・セラ

ちょっとばかり背筋が冷んやりする不思議な話8篇。怖いというよりも、夢でも見ていたのだろうか、あれは一体何だったのだろうかと思うような、そんな奇妙な出来事たち。『ピアノ』は思わぬ切り口でとても良き。『猫谷』『よらず池』はありがちなシチュエーションなんだけど、だからこそ読みながら気分がザワザワ。『月の音』『魔女の家』は主人公が歳をとっても忘れがたいファンタジー風。主に主人公は小学生で、対象は中学年からでしょうか。怖さのさじ加減が品良く丁度いい。

2023/06/18

anne@灯れ松明の火

新着チェックで予約。富安さんの新作は、タイトル通り”不思議”、そして、”怪しい・妖しい”短編集。もう使われていない古い音楽室からピアノの音が……。そこにいたのは? 走っても走ってもたどり着かない温泉とは……? 魔女の庭に、入ってしまった女の子は……? ”よらず池”の名前の由来は実は……? 読み終わるたびに、ぞわぞわっとして、後ろを確かめたくなるお話。こういう話に、山村浩二さんの絵は何としっくりくることか。名コンビだ♪

2023/05/23

バニラ風味

ちょっとドッキリしたり、背筋が寒くなるようなお話が8編。山村浩二さんの無表情な妖怪チックのイラストが、お話にマッチして、とてもよかったです。満月の夜、月の音を聞き、池に映った月をすくいに行く「月の音」が素敵でした。読みやすくて、面白くて、一気読み。

2023/06/23

あおい

ちょっとゾクゾクするあやしくも不思議な8つのお話。怖さの匙加減がちょうどいい。使っていないはずの教室からピアノの音がする「ピアノ」魔女と呼ばれるおばあさんの家に落とし物を取りに行く「魔女の家」が好み。山村浩二さんの絵がお話の雰囲気にピッタリ。

2023/06/17

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