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小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団

小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団

小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団

作家
瀬名秀明
藤子・F・不二雄
出版社
小学館
発売日
2011-02-25
ISBN
9784092897267
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小説版ドラえもん のび太と鉄人兵団 / 感想・レビュー

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Aya Murakami

ネット検索で存在を知り、アマゾンにて購入。 鉄人兵団の皆様、外見こそ虫っぽくて異質なイメージですが、自分の姿形こそ偉大で闘争本能むき出しなところは人間そっくり…、というより人間そのものでした。映画(旧作)見て、科学者はなんでこんなロボット作ったんだ?と疑問に思っていましたが、人間の堕落に失望したのが原因だったのですね。この辺はゆとり教育対つめこみ教育にもつながる話のようです。ロボットものというより人間ものといってもいいようなメッセージを感じました。

2018/08/22

ちはや@灯れ松明の火

大切なものを守るためだけに生きてきた。国家、任務、命令、白い機械の肌に刻まれた栄えある呪縛を疑うことなく。鏡の国の中、誰も知らない戦争が始まる。ロボットと人間、狩る者と立ち向かう者として対峙する表裏一体の存在。解り合う必要などなかった、けれど、血の通った肌の温度を感じた時、頑なだった何処かが揺らぐ。何が大切なものなのか。惑いながらも、胸を満たしていく不思議な感情は心地よくあたたかで。やっと見つけた、この手が成せることを。誰かのために笑うことが、泣くことができる。大切なものを護るために生きていける。

2011/08/20

あも

ドラえもんに特別の思い入れなんてないと思ってた。それなのに、きっとどんな漫画よりアニメより文章から映像が浮かぶ。声が聞こえる。当たり前だった。空気に思い入れがないように、常に傍らにあったモノを殊更に意識したりはしないのだから。幼かった頃の僕にとって、彼らは架空の存在ですらなかった。ドラえもんと共にのび太に呆れ、秘密道具に憧れ、劇場のスクリーンの前で、時に自宅のテレビの前で…共に冒険をした。そんな日々を少しだけ思い出す。この本は、かつて子供だった僕らから、今は大人になった私たちへの、少し不思議な手紙なのだ。

2017/04/11

こゆ

ドラえもんへの愛が詰まった本作。単なるノベライズにとどまらず、脇役キャラの心理描写からSF的解説まで、大人が読んで楽しめる本に仕上がっている。お気楽そうに見えたジャイアンやスネ夫の苦悩も読んでみればなるほどと唸らされた。鉄人襲撃の前夜の描写がたまらない。正直ストーリーの95%は忘れていたが、その分ビルが破壊されたのはショックだったし、鉄人兵団の襲来もただただ怖かった。こどもにも読んでほしいけど、かつてドラえもんが好きだった大人にこそ読んでほしい一冊。ポケットからただの傘を出す場面が一番好き。

2012/09/08

junkty@灯れ松明の火

ドラえもん長編のノベライズ版です。期待していた以上に素晴らしい!原作ファンとしてガッカリしなければいいけどなぁ…と思いながら読み始めたのにドンドン引き込まれて、小さい時に原作を読み、映画を観た時の感動が甦りました〜。更に思わぬリンクにビックリしながらもニヤリ( ̄〜 ̄)ドラえもん好きにこそ読んで頂きたい。しかし、長編ののび太カッコいいな〜!

2011/12/13

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