ナチスに挑戦した少年たち (児童単行本)
ナチスに挑戦した少年たち (児童単行本) / 感想・レビュー
KAZOO
デンマークの高校生たちが最初は、ちょっとしたいたずらのような感じで行っていた対ドイツ軍レジスタンスがだんだん本気になっていくさまやドイツよりの政治家などの話があったりして楽しめます。写真も豊富で映画化される可能性が大きいのではないかと思いました。
2018/11/03
NAO
簡単にドイツに屈した自国デンマークの在り方を恥ずかしく思う少年たちが結成した、自転車抵抗部隊チャーチルクラブ。自分の立場や失敗した時のことを考えなかなか行動に踏み切れない大人と違って、少年の純粋さはそういったことなど一切考えず「おかしい」と思ったら即座に行動せずにはいられない。無鉄砲な少年たちだからこそできた破壊活動。だが、そういった打算のない行動だからこそ、それが大人たちの愛国心に火をつける。たくさんの写真資料や、その後の生活に与えた影響なども書かれていて、戦争について様々なことを考えさせられた。
2018/09/01
fwhd8325
表紙を開くと、少年たちの写真が掲載されている。この物語は作られたものではなく、真実の物語であることを印象づけられる。戦争をテーマにした作品だとどうしても悲惨な場面ばかりを思い出してしまうが、そんな中で、果敢にナチスドイツ向かっていった少年たちの活躍は、冒険小説のように爽快な印象を与えてくれる。
2018/09/19
Nobuko Hashimoto
児童書には、そんな人物がいたのか、そんな史実があったのか!というようなテーマを取り上げてくれているものが多くて、しかも児童が理解できる読みやすい文章で書かれているので、たいへん頼りになる。デンマークの少年たちによる対独抵抗運動について知ることができる貴重な一冊。写真が豊富でわかりやすい。勢いづいて彼らの結社名の由来となったイギリスの宰相チャーチルの映画を観てしまった。本書の詳しい記録はブログに。https://chekosan.exblog.jp/29320719/
2019/03/20
はる
デンマークで第二次世界大戦当日レジスタンスの先駆けになった子供たち。大人はいろいろ考えて行動に躊躇する中、直感だけで行動する大胆さ、そして信念。この物語を通して初めて知ったが、忘れてはいけない歴史の一ページだと思います。
2018/10/30
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