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湖の中のレイチェル

湖の中のレイチェル

湖の中のレイチェル

作家
K. R. アレグザンダー
金原瑞人
小松 かほ
出版社
小学館
発売日
2021-09-29
ISBN
9784092906495
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湖の中のレイチェル / 感想・レビュー

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☆よいこ

児童書。ホラーYA。殺したあの子が帰ってくる▽サマンサはレイチェルを執拗に虐めている。自分が親から叱られるのも成績が悪いのも皆から嫌われるのも、全て元友人のレイチェルが裏切ったせいだと思っているから。自分の弱さを隠すためにレイチェルを虐め、とうとう泳げないレイチェルを沼に突き落としてしまった。自分の犯罪に怯えるサマンサの前に、レイチェルが普通の顔で戻ってくる。レイチェルの中身はなにか恐ろしい物に変わっていた。悪夢と怪異に悩まされサマンサは追い詰められていく▽かなりしつこい怪異で嫌さマシマシ。結構怖いかも。

2023/07/31

chimako

怖いと言うよりも気持ち悪い。湖の生臭さ、絡み付く大量の藻、腐りかけの死体、姿を変えて何処までもつきまとう友人レイチェル。湖に宿る怨霊たちの怒りや嘆きや恨みが襲い来る。現実と非現実が入れ替わり自分の精神を疑うサマンサ。ただひとりの味方は妹のジェシカ。行方不明のクラスメイトたちとレイチェル、その家族。ことの真相はスケッチブックを受け取った手にあるのか。ある出来事をきっかけに乱暴者でいることが自分を守ると勘違いし、この恐ろしさはたった一人の友だちをいじめ続けた報いだと感じた彼女は救われたのか…わからない。

2023/06/29

ケロリーヌ@ベルばら同盟

表紙を飾る美しい装画に惹かれ、手に取り、仔細に画を眺めると、浮き上がって見えて来る不気味なシルエットにドキリ。裏を返してまたぞくり。こんな緻密で綺麗な怖い絵を描く方はどなたかと、奥付を見ると、真っ黒な湖底で揺らぐ仄白い水草のように活字が靡いている。凄まじい怒りと不安を抱えた少女の語りで綴られる物語は、その乱高下する感情そのままに、短いセンテンスで改行が繰り返され、読む者を否応なくひたひたと迫り来る恐怖の中に引きずり込む。紙の本という媒体の特性を存分に活かしたホラー作品。閉じた本から腥い水が滴っているかも。

2023/06/12

小太郎

この表紙は何だかとても怖そうで期待しました。典型的なYAアメリカンホラーです。主人公のサマンサはいつもいじめているレイチェルを湖へ突き落してしまいます。すぐに浮かび上がると思ったレイチェルは溺れてしまいます。慌てて逃げ帰るサマンサでしたが、次の日になんとおぼれたと思っていたレイチェルが学校に来ていました。なんで?それから始まる恐怖の日々!話はありがちと言えばありがちなんだけど、主人公のサマンサの性格の悪さがとても良いスパイスになっていました。ただ想定内な展開なのでもうひと捻り欲しいなあ~★2.5

2023/07/11

まる子

両親は不仲、妹より成績はよくないサマンサ。自分の弱さを友達に意地悪する事で強く見せていた。そんなある日、友達のレイチェルを橋から湖に突き落とした。それから始まった不思議な現象ー。死んだはずのレイチェルが自分の前に現れる、足もとに水たまり、湖から青い目と手の数々。人を次々と湖の底へ。これらの恐怖の数々はサマンサが見ている悪夢なのか⁉️ 「わたしからはにげられないよ」。海外では児童ホラーを出版している著者。なかなかのリアルさでYAなのに怖すぎる😱

2023/08/18

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