バイリンガルで楽しむ 歌舞伎図鑑 (実用単行本)
バイリンガルで楽しむ 歌舞伎図鑑 (実用単行本) / 感想・レビュー
ヒデミン@もも
大学の図書館。わかりやすいと思ったら君野倫子さん著だった。ため息が出るほど美しい着物。坂東玉三郎の花魁姿は最高。武士の誇りである浅葱の紋服。最期の裃。カッコいい。小道具もたくさん紹介されている。それぞれの浮世絵も。そしてバイリンガルで楽しむのだから英訳も楽しめる?
2017/10/17
ぶんこ
薄めの本なのですが写真も多く、わかり易く読み易い。浅葱色は死を覚悟した場面に使われることが多く、ペアルックは心中、帯の矢の字は屋内と屋外では羽根の位置が違う。いやぁ、知りませんでした。その他にも役柄や演者によってかわる紋、柄、小道具等々が紹介されていて楽しめる。「日本には豊かな四季があり、季節の変わり目を優しく感じ、着るもの、食べるもの、見るもの、これらすべてに反映されます。」と染五郎さんが言われるように、繊細な感性の集大成といえるのが歌舞伎だと思いました。一つの説明ごとに英訳表示があるのも楽しい。
2021/04/20
氷柱
641作目。11月17日から。英語パートも含むので自宅でゆっくり読んでみた。英語の説明の方が丁寧であり日本語と合わせて読むとより立体的に見えてくる。神社などにある説明なんかも日本語より英語の方がわかりやすかったりするのに似ている。歌舞伎の舞台上に登場するものにスポットを当てた一作で大きな図解がそのわかりやすさを際立たせている。海外の人にも読みやすく作られている分、ベーシックな説明が多いかと思いきや随所随所でマニアックな知識も解説されているので決して侮ることはできない。
2020/11/22
ちょび
歌舞伎について、衣装やカツラ、舞台で使われる小道具、裏方さんのことなど様々な角度から解説されていて、カラフルで楽しい図鑑です。英語の解説は日本語の説明と微妙に違っていて、興味深かったです。この本を読んでから舞台をみたら、役者さんの着物柄、セットののれんや小道具など今まではぼおっと眺めていた物にも注意深くなり、いろんな発見があり嬉しくなりました。また同時に、歌舞伎の奥深さも感じました。
2017/03/24
ムツモ
私はまだ覗き見程度の歌舞伎の世界、役者さんだけでなく沢山の裏方さんが支えていることがよく分かった。染五郎さんの一言も勉強になる。ところで現代着られる着物より、色柄や着付け方のバリエーションが多くて楽しそう。こういう自由さを日頃取り入れて良いものかなぁ?
2016/07/23
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