オキーフの恋人 オズワルドの追憶 （上）

星落秋風五丈原

人気ミステリー作家が謎の失踪を遂げた。女流画家ジョージア・オキーフを敬愛する青年編集者は、禁断の恋にのめりこんでいく。作家の代理人をつとめる盲目の美女椎名潤子が鍵を握る。 凄惨きわまる女子高生連続殺人事件。更なる悪夢が続く下北沢の街。もと学友遠藤の援助交際相手英子から一方的に惚れこまれ、猫の捜索をきっかけに富豪夫人幸野池と知り合う。

2006/12/13

YUNA♡

最初の頃はあまり馴染めない感じだったが、後の方になってくるとだんだんと面白くなってきた。オキーフの恋人の方はまだいまいち内容を理解しきれずにいるが、オズワルドの追憶の方は、事件がだんだんと深刻なものになってきて、夢窓がどのように犯人と対決していくのか続きが気になる。引き続き下巻も楽しみたい。

2015/02/26

ミノリ

この本の中に、２つの物語が入っています。１つは作家：高坂譲が書いている小説「オズワルドの追憶」、もう１つは、高坂の代理人である榛名潤子と、高坂の担当編集者である小林が、高坂の失踪をきっかけに出会うことで始まる「オキーフの恋人」です。今後、この２つの物語がどうリンクするのかが気になるところ（リンクするのかな？）また「オズワルドの追憶」は冴えない探偵が大事件に巻き込まれるというドキドキハラハラな展開で、結末が本編の「オキーフの恋人」よりも気になる！一体、犯人は誰なんだろう？夢想探偵は犯人を捕まえられるのかな？

2013/05/06

あいう

ちょっと哲学的な本。本編の“オキーフの恋人”に出てくる作品、“オズワルドの追憶”の方が面白かった。オキーフの絵を見てみたくなりました。

2010/06/09

Amarilli

それを人は愛と呼びたがるけれど、オキーフはそう呼ばないでしょう。彼女はこう呼んでいました。「シンイチロウ。シンイチロウ。どこにいる？さぁ、出掛けよう」とね。（作中より）