風姿恋伝
風姿恋伝 / 感想・レビュー
ちさと
主に大人の恋愛を手掛ける唯川さんによる、30代女性に向けたエッセイです。過去の出来事とその時々の自分の感情を律儀に遡って振り返るって、そうそうやらない。そういう意味で、著者の経験と想いに自分をだぶらせて、そういうことあったあった、わかるわかる、としみじみするのもなかなかいいものです。30代ってもっと大人だと思った。でもまだ人生の半分も生きていないはず。これからの人生を幸せにする確率を大きくするために、自分の本質である時間性にしっかり気づいて生きようと改めて考えた。
2019/04/28
Ikutan
軽いエッセイを読みたくて選んだ一冊。沢山の恋愛を経験された唯川さんの30代独身女性に向けてのメッセージです。恋愛経験の少ない私自身の30代は仕事と育児に追われ 何も考えず過ぎてしまい、気がつけばもうすっかりおばさんなのですが、共感できるのは、何事もこうあるべきと決めつける必要はないということ。肩の力を抜いて、色んな考え方を柔軟に受け入れるようになりたいですね。
2014/06/25
大陸
30代をターゲットにした女性誌で連載したエッセイ。一番共感したところは、「早婚ですか?晩婚ですか?」で「結婚は、最高の男友達を手に入れること」だという気がしている、というところ。私もそう思う。
2021/08/21
なるみ(旧Narumi)
読メの読友さんの感想を読み、読んでみたくなった一冊。30代向けに書かれた本ですが、前半は30代をポジティブに迎えよう、といったアラサー向けのエッセイが多いように感じ、すでにアラフォーの私は読むタイミングが遅かったかと思いました。ただ後半のエッセイほど、年代をあまり限定せず、女性が一人で生きていくことなどについての唯川さんの私見が書かれていて、なるほどなぁ、と思わされた一冊でした。ご自分のうまくいかなかった恋愛経験などをさらっと書かれていたりして、好感が持てました。
2014/07/16
kaizen@名古屋de朝活読書会
Domaniという雑誌で2004年1月から2005年12月までの連載。 30代の独身女性が読者層とのこと。 「おわりに」で著者が「20代も40代も、おなじようなことで頭を抱えていた」こと 「みんな本当であり、同時に、みんな嘘でもあります。」 人間のような複雑系で、100%正しい、100間違いということがありえないということが分かっていればいいのかも。 あとは平常心と行動かも。 「波は3度やってくる」 1度も波が来たことがない人は、「人生の半分も生きていない」ことが分かっていればいいのだろう。
2013/02/12
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