日本はこうしてつくられた: 徳川家康 戦国争乱と王道政治 (3)
日本はこうしてつくられた: 徳川家康 戦国争乱と王道政治 (3) / 感想・レビュー
鬼山とんぼ
安部龍太郎は最初、日本を根本から変革しようとした信長を主専攻テーマとしたが、次第に重点を家康にも移していった。その結果が『家康』に結実しNHKドラマにも影響を与えるほどになった。歴史作家はなべて現地への訪問取材を大事にするが、安部さんは図書館の司書経験があり資料集めの手際が良く、両者が合わさって説得力やリアリティーある作品に繋がっているのだと思う。このシリーズはまあ取材旅行の番外編という趣きがあって、気軽な旅行記にも見えるが、盛り込まれた情報は豊富で、なるほどと思わされる部分が多かった。
2023/07/17
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