そうか、君はカラマーゾフを読んだのか。: 仕事も人生も成功するドストエフスキー66のメッセージ
そうか、君はカラマーゾフを読んだのか。: 仕事も人生も成功するドストエフスキー66のメッセージ / 感想・レビュー
Koichiro Minematsu
ロシア語に「カラマーゾフシチナ」という言葉があることを知った。その教えは「命ある限り、生き尽くせ」ということ。心の赴くままに、羽ばたけっと。「なぜって、俺はカラマーゾフだからね。奈落に飛び込む時はそれこそまっしぐらに、真っ逆さまに落ちていくんだ」予測不能なグローバルな時代こそ、指南に富んだ作品だと思う。
2019/10/21
ビイーン
これはハウツー本のような作りで、なんだか内容も薄い感じだ。「ロシアでは酔っ払いどもが一番善良なんです。一番善良な奴らが、一番の酔っ払いということなんでして」えっ、そんなアホな?!ロシア人の信頼を勝ち得るためには、とことん酔い紛れる勇気も必要なのだという。これが本当なら僕はロシア人と仲良くできる。亀山さんは面白い人みたいで興味が湧く。今度は亀山訳の「カラマーゾフの兄弟」を読みたい。
2020/02/11
みねたか@
あの壮大で激烈な作品を思い返せば,これだけ多数の箴言がちりばめられたいたことも,さもありなんというところか。美しい心のアリョーシャ,一筋縄ではいかないフョードル,ドミートリー,イワンそしてスメルジャコフという面々,それぞれのいびつな,それ故に人間的な魅力がてんこ盛りで,亀山氏のカラマーゾフ愛が伝わってくる。また「神が女をいとおしんで贈り届けたのがヒステリーなんだ」という箴言には,文豪の描く女性たちの魅力の一端を垣間見る思い。
2020/02/05
Vakira
カラマは数年前に読んだのですが強烈なストーリーは多分死ぬまで覚えていると思います。しかしながらおのおのの台詞は忘れてました。名言を読むとこの台詞を吐く強烈キャラが思い出され、かなり楽しみました。また解説もカラマ雑学として知って嬉しい。う~ん読気ムラムラなり。再読だぁ~
2015/09/10
kazi
カラマーゾフの兄弟から名言を抜き書きして解説を加えたような本です。66という数字になったのは、著者が66歳を迎えたから(^▽^;) こうしてみると、カラマーゾフの兄弟は名言の宝庫ですね。パラパラと読み返すだけで、個々の名シーンが心の中に蘇ります。個人的にお気に入りなのは「苦しみこそが人生だからですよ。苦しみのない人生にどんな満足があるっていうんです」。これはマゾヒズムとかそういう薄っぺらいものではなくて、長い戦いの末にたどり着く人生の一つの境地ですよね。
2021/02/07
感想・レビューをもっと見る