秋夜 (P+D BOOKS)
秋夜 (P+D BOOKS) / 感想・レビュー
佐島楓
うーん、これは私小説なのか、エッセイなのか? と悩みながら読んでいたので、読友さんのコメントで謎が解けて、感謝いたします。終戦直後の街並みや、ご自身のドラマティックな私生活が印象的でした。
2017/11/24
Ayah Book
水上勉さんの昭和のドロドロ物語みたいな小説が好きなのですが、これはエッセイでした。私生活も結構小説的。
2017/08/22
shizuka
水上勉作品にそこはかとなく漂う、湿った悲壮感がたまらなく好きだ。廉価版で絶版本復活万歳!!感謝感謝です!
2015/09/22
頼山陽
本書の最後に収録された「くがみの埋め火」が秀逸です。群馬の新田・木崎宿の飯盛女のかなり悲惨な逸話がありまして、日本という国も江戸時代ぐらいまでは相当野蛮で未開の国であったと思いますね。社会が一部の支配階級と多くの被支配階級に明確に分かれていて、当時の文化的生活は庶民には無縁のものであったことが分かります。
2015/12/30
感想・レビューをもっと見る