幻妖桐の葉おとし (P+D BOOKS)
幻妖桐の葉おとし (P+D BOOKS) / 感想・レビュー
もだんたいむす
怖かった。★★☆☆☆
2016/02/23
浅木原
時代短編6編。表題作は大坂の役の前に浅野長政、真田昌幸、堀尾吉晴、加藤清正、池田輝政、浅野幸長、前田利長の7人が立て続けに死んだ史実を基にしたミステリ仕立ての話で、充分に忍法帖の長編になる、というか忍法帖の長編になり損ねたような作品。ミステリとしてもこの短編だと色々バレバレなので、これはもうちょっと煮詰めて長編になったものを読みたかったなあ。他の収録作だとダメ亭主と女房の話「数珠かけ伝法」、非人制度と江戸城開城を題材に思わぬ光景を見せる「乞食八万騎」がいい。井伊直弼の首があっちこっち行く「首」も好き。
2016/01/22
まさ影
収録作は「幻妖桐の葉おとし」「数珠かけ伝法」「行燈浮世之介」「変化城」「乞食八万騎」「首」うち未読だったのは「幻妖桐の葉おとし」「数珠かけ伝法」「乞食八万騎」の3作
2015/12/13
tsumugi
ど直球の時代小説を読めたという感があって満足!終始一貫した美学が潔くも切なくも美しくも。。。 ふとした描写が鳥肌立つほど上手くて怖いくらいだ。写実的とかいうのではないが、何か、しっくりくる。漫画でもテレビでも表現できない文章の美しさだよなと改めて。
2017/08/07
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