小説 阿佐田哲也 (P+D BOOKS)
小説 阿佐田哲也 (P+D BOOKS) / 感想・レビュー
てら
色川武大が阿佐田哲也を語る、という時点でもうメタフィクションなのに加えて「小説」。晩年の作品でもあり、諦念と死の影と奇妙なプライドはさらに色濃いが、ずばりと本質を衝くドライさ、あるいは冷酷さも健在。死後30年近く経っていても不気味な生々しさで迫ってくるあたり、やはり普通ではない。こういう書き手はもう現れないだろう。
2018/09/18
韻踏み茶碗
何が虚で何が実なのか、ぜひ読んでみてください。
2023/02/23
kj.star
私にとって色川武大氏(または阿佐田哲也氏)は、死後数十年経っているのに拘わらず、まったくもって興味のあせない人物である。 昭和期の作品が、今の時代でもフューチャーされて出版されるということが、本当にうれしい限りである。
2018/10/29
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