鞍馬天狗 2 地獄の門・宗十郎頭巾: 鶴見俊輔セレクション (P+D BOOKS)
鞍馬天狗 2 地獄の門・宗十郎頭巾: 鶴見俊輔セレクション (P+D BOOKS) / 感想・レビュー
でろり~ん
むむう。チャンバラ、まげものといった娯楽作品ではなく、おぼえがきにあるごとく、悪い時代の日本環境を反映させたかなりシニカルな話だなあ、という感想でした。この本に収められた2編は映画だとかテレビになってはいないんでしょうね、きっと。鞍馬天狗が天下無敵の剣豪などではなく、組織の中で呻吟する、中間管理職みたいな面をみせていますね。ん~、なんともスッキリとはいきませんでしたが、一流のエンタテインメントではあったのでした。一編ごとの読み切りのスタイルだということですが、この後、どんな話になっていくんでしょうか。
2019/05/23
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