オールドボーイ (P+D BOOKS)
オールドボーイ (P+D BOOKS) / 感想・レビュー
桜もち 太郎
小学館、単行本にして650円、そしてこの内容。小学館の理念と男気を感じるP+Dシリーズ。そして大好きな色川武大の最晩年の短篇集。作者自身若いころはかなりの不良で、本物の博打うち。かなり危ない橋を渡ってきたと各種エッセイで語られている通り、作者の奥深さというか、本当の優しさが色濃く出されている作品が多い。遺作の「オールドボーイ」もその一つだ。無口で誤解されやすいが、確かに芯がある男の凄み。男の余裕を感じる主人公の館石。そんな人物を描かせたら天下一品だ。まさに色川ファン垂涎の一冊。満足満足。
2021/12/11
ようよう
いやー、読みやすいし、面白い。今のジェンダー感だとNGだらけの、無頼ですが、そんな単純なもんでもない。昭和のある界隈の雰囲気を良質な文章から、感じられて満足です。
2023/09/10
kentaro mori
「男の花道」が素晴らしい。この小説自体が弔辞だ。
2021/08/25
やま
まさしく昭和 標題のオールドボーイに憧れる昭和生まれの自分がいる
2022/04/25
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