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父・萩原朔太郎 (P+D BOOKS)

父・萩原朔太郎 (P+D BOOKS)

父・萩原朔太郎 (P+D BOOKS)

作家
萩原葉子
出版社
小学館
発売日
2022-08-10
ISBN
9784093524452
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父・萩原朔太郎 (P+D BOOKS) / 感想・レビュー

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ロビン

日本詩界の巨人・萩原朔太郎の息女であられる葉子さんが、父との思い出を率直で切実な文体で書かれた本。朔太郎は親友の犀星が子どもを亡くした時に恐らく発破をかける意味で「子供が死んだくらいで意気阻喪してどうする・・」という旨のことを書いていたので父親としてどうなのかと心配であったが、朔太郎なりに娘を愛していたと分かりほっとしつつも、その愛情が葉子さんにとって十分だったとは言えないとも感じ、葉子さんをひどく不憫に思った。朔太郎がどこまでも詩人であり、その重い業を背負っているといっても、子供にわかろうはずはない。

2024/09/16

キノコン

萩原朔太郎の娘の葉子さんの著、この作品がそれからの執筆のきっかけになったと書いてありました。お祖母様がそれはそれは激しいご気性であり、お母上がそれにも負けない奔放?な方のようでそりゃ父上も毎晩泥酔したくなるよね。読みやすく綺麗な文章ですが、ご本人の引っ込み思案ぶりに多少いらいら。父が案外不器用で荷物を包ませるとぐさぐさになると書いてありちょっと面白かったです。

2022/10/26

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