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絶縁

絶縁

絶縁

作家
村田沙耶香
アルフィアン・サアット
ハオ・ジンファン
ウィワット・ルートウィワットウォンサー
韓 麗珠
ラシャムジャ
グエン・ゴック・トゥ
連 明偉
チョン・セラン
藤井光
大久保 洋子
福冨渉
及川 茜
星 泉
野平 宗弘
吉川凪
出版社
小学館
発売日
2022-12-16
ISBN
9784093567459
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絶縁 / 感想・レビュー

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starbro

村田 沙耶香は、新作をコンスタントにに読んでいる作家です。著者を含むアジア9都市9人の作家たちのアンソロジー、興味深く読みました。オススメは、村田 沙耶香『無』&郝 景芳『ポジティブレンガ』&韓 麗珠『秘密警察』です。 https://www.shogakukan.co.jp/books/09356745

2023/02/09

kei302

アジアの若手世代の作家たちが同じテーマ「絶縁」のもと短編を書いたアンソロジー。人間の多面性を“ポジティブ”面で覆う“ポジティブシティ”の内部崩壊を描いたハオ・ジンファン「ポジティブレンガ」が面白かった。表題作チョン・セラン「絶縁」は業界内で声を上げ始めた人々から提示された社会問題を扱っている点が読みやすく、希望が見えるラストだった。村田沙耶香「無」東京タワーから感情や母性が送信されてくると思うと、ちょっと怖い。

2022/12/19

藤月はな(灯れ松明の火)

村田沙耶香さんの作品は実は初。「無」の気持ち悪いからこそ、人には話せない自分の心にいる感情を言語化している事に良くも悪くも心を鷲掴みにされた。流行すると皆一気にその色に染まる薄気味悪さを東京タワーからの電波によるものだと信じる「母」美代。そして「無」になろうとしてなれなかった「娘」奈々子。本当は皆と一緒に倣えるものが欲しかっただけのに自分が倣われる身になった美代に対し、奈々子が「化け物だと思い出したかった」という場面が残酷だ。美代にとって母性を抱かせてくれなかった癖に愛情を捨てた奈々子の方が化け物だった。

2024/05/18

けぴ

アジア作家による短編集。日本からは村田沙耶香『無』。彼女らしい切れ味の作品。感情により身の回りの色が変わる『ポジティブレンガ』が面白かった。このほか『秘密警察』『絶縁』を読んだが、後の作品は未読。

2023/09/23

空猫

アジアの女流作家だけのアンソロジー。『中国・アメリカ 謎SF』の純文学版?フェミニズム版?本書も日本では未邦訳な作家さんが。なので?相性が合ったり合わなかったり。相変わらず正常な狂気が気持ち悪い 村田沙那香サン『無』。感情が色となって現れる、郝景芳サン『ポジティブレンガ』など。う~ん。ほぼ挫折。

2023/07/04

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