テクノドン: 細野晴臣・坂本龍一・高橋幸宏
テクノドン: 細野晴臣・坂本龍一・高橋幸宏 / 感想・レビュー
ねりわさび
1993年にルポルタージュの形で編纂されたYMOファンブック。アルバムテクノドンや初期楽曲SSSの製作秘話などが収録されている。バロウズやギブソンについて坂本龍一が熱く語っていたのが印象的でした。面白かったです
2020/03/12
Ken D Takahashi
93年に10年の沈黙を経て、正しく降って沸いた様に「再生」した「YMO」を記した書籍です。92年の11月「再生」発表前後迄を本人達のコメントを織り混ぜながらドキュメント仕立てで語られてゆきます。当時転勤にて東京に住んでおりましたので、何と僕はラッキーなんだろうと思ったものです。今の様にネットで何かを語る事はなく、更には極端に情報を絞っての「再生」活動でありました。改めて読んでみると、まぁ何と難しい人達なんだろう…と言うのが実感でした。でも、大好きなミュージシャンであることは確かです。
2017/03/18
doji
ひとつのドキュメントとして、そしてひとつのセルフライナーノーツとしても、とても刺激的で充実した内容だと思う。なにより3人のあいかわらずな関係性と、それを的確にフィルムで捉えたような情景を描写する文章が美しい。それにしてもやはり奇跡のような3人なんだなと思う。実はぼくは「テクノドン」をまだ聴いていない。これから聴くのが楽しみだ。
2018/01/31
ShogoHirara
YMOが93年に再結成した時に作ったアルバムのドキュメンタリー。作り手というのはこれくらいいろいろ考えて作っているんだと思っていたけど、ここまでハイレベルな思考を経て作ったのかと改めて感心。その音楽を駄作とかいう評論家やファンと、やはり当事者とはいかんともしがたい距離感があるのだ。作り手というのは本当にすごいところで仕事しているなぁ。この時期まったく興味なかったので聴いたことないのだけど、とりあえずどんな音なのかタクかめてみたくなった。しかしまぁいちいち参考になる考え方をしている人たちだこと( ̄∇ ̄)
2015/03/11
abkbo
堆積から発掘。93年なんだ。当時細野さんは47歳で今の僕より若いというちぐはぐ感。坂本さんが10年前を振り返って「当時はYMOという名前があれば何でも出来ちゃうp.144」対して10年後は制作過程がばっちり記録されていているという安定感・・・まだ9.11も東日本大震災も起こっていない。その後の彼らがどのように道を辿ったのか知っている今、読み返してみて感慨深かった。
2020/08/03
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