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ユーコン川を筏で下る

ユーコン川を筏で下る

ユーコン川を筏で下る

作家
野田知佑
出版社
小学館
発売日
2016-05-06
ISBN
9784093665483
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ジャンル

ユーコン川を筏で下る / 感想・レビュー

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大好きな作家の一人の開高健が亡くなった時のことを今で覚えている。色々なことが頭をよぎったが、そのうちの一つが、せっかく同時代に生きているのにもっと興味を持てばよかった、ということ。それから好きな作家は(できるだけ)同時代で追いかけている。野田さんもそのうちの一人だ。いつものユーコン下りで、いつも通り気持ちよく下っている。もう70代後半になり、昔語りも多くなってきたがそれも味となって楽しめる。ユーコンでの過去未来の出会いやまだまだ新しい遊びを求める姿に、次作も期待できそう。そう思える作家に出会えて幸せだ。

2019/06/09

ドナルド@灯れ松明の火

大好きな野田知佑さんのユーコン話。ゆったり筏で下る情景が目に浮かぶ。相変わらず文体が簡潔だが含蓄がありすいすいと読み進める。カヌー犬ガク亡きあとはアレックスとハナ。写真が豊富で自分も一緒にユーコン川下りを楽しめる感じである。野田さんも75歳とか。でも元気一杯で一安心。長生きしてこれからもエッセイを書いて欲しい。お薦め

2016/07/28

Sakie

野田さんはプロ・カヌーイストという肩書になるのか。カヌーでもなく筏を漕ぎ、ユーコンを下る。モーター付きのボートだと退屈で死にそうになるので、自力で漕ぐほうが正解らしい。椎名さんが、みんなでわいわい楽しげな場面に焦点を当てるのに対して、野田さんの描写はどこか静謐で、ぼんやり読んでいると独りと2頭が筏旅をして、他のカヌーイストや住民に邂逅しているように感じるくらいだ。実際は8人と2頭である。日本の川は無駄なダム&橋工事で分断されているうえに、難癖つけられたり通報されたりするとか。さもありなん。嫌な国だねえ。

2021/09/07

えいなえいな

毎日働いていると自然に出て行って遊びたいと思うのですがなかなか時間が取れないので、こういった本を読んで行ったつもりになるのです。そういえば昔は川で遊んだり溺れて死にかけたりしましたが、最近は川で遊ぶことがなくなっているようです。確かに川は危険ですが、自然なんてそもそも危険だというのを知るには最適の場所だと思います。この話に限らず日本はどんどんと自分たちを不自由にしているような気がしてなりません。

2018/02/10

なにょう

すごいねえ。アラスカは自然が厳しいだけに自然がそのまま残ってるそうな。ただし川の水は冷たい。原住民も昔のまま。政府の定住政策なぞ知らず、狩猟で生計を立てる。★ユーコン川を筏漕いで下る。モーターはない。モーターがあれば速いけどそのうち飽きる。★アラスカは夏の次は一瞬にして冬がくるという。晩夏の川下り。今年の猛暑も終わった。秋を感じる日に。

2018/09/10

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