クラシック道場入門 (SOUND PAL BOOKS)
クラシック道場入門 (SOUND PAL BOOKS) / 感想・レビュー
たろーたん
一番笑ったのは、ベートーヴェン『運命』の下り。最初の、ジャジャジャジャーン!は「運命は、かく戸をたたく」ことらしいが、よくよく考えればおかしな話だ。運命は断じてそのように戸を叩いたりはしない。運命とは足音を殺して静かに忍び寄り、誰も気づかないうちに、人々を巻き込むものだろう。もしあんなに大きな音で叩いたら「おっ、運命がきてるな。気をつけなければ」と身構えることができるが、そんなことはできないだろう。確かに、そうだわ、ド正論だわ(笑)
2023/05/18
おとしん
形のない音楽の素晴らしさを文章にしようと言う志に満ちた本でした。それにしても玉木さんはクラッシックをよく聴いているもんですねぇ。『ながら』ではない音楽との付き合いかたを考えさせられました。
2009/11/06
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