KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

病葉流れて

病葉流れて

病葉流れて

作家
白川道
出版社
小学館
発売日
1998-08-01
ISBN
9784093791519
amazonで購入する

病葉流れて / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

James Hayashi

大学へ入学した梨田が麻雀と女にのめり込んでいく青春ギャンブル小説。今の日本の若者には見られないワイルドさを感じ、自分もえらく興奮してしまった。後半は麻雀の点数の数え方を知らない自分にはちと重かったが、面白みは通じた。しかし、麻雀を始めたばかりの素人が玄人相手に勝ったり、スポンサーがそこら中から出てきたのにはあまりにも出来過ぎだと思う。亡くなった著者に哀悼の意を表したい。

2015/04/25

Rie

最新刊ということで『浮かぶ瀬もあれ』を読もうとしたらシリーズものと知り慌てて初めの作品を手に取った。戦後生まれの大学生が麻雀と出合い博打に嵌まっていくというのは読んでて気持ちいいものではなかったけれど中盤くらいからは好きなことを極めていく様子に羨ましい気もしてきた。転落していく人生ばかり思い浮かぶ博打だけど嵌まっていくからこその続きを知りたい。麻雀も競輪もはっきりいってわからないから読みはすれども理解はできてないけれど雰囲気は味わえる。

2013/02/17

Potten

積読本解消。20年近く前の本。何で買ってあったのか覚えていない。青春博打小説。前本のガッツンより重い感じ。『病葉』とは青葉に混じっている具合いが悪い葉、のような意らしく夏の季語でもあるそうだ。大学に入学したての主人公が学生生活に違和感を感じその後・・・という内容。舞台は自分が生まれた頃の東京のようだが東京で楽しんでいた頃が思い出され、感情移入。もっと本気でとことんヤればよかった♪続きが文庫本で沢山出版されており早速お取りよせて読破中。著者は去年亡くなられたそうだがとても面白く読ませてもらってます♪

2016/11/19

烟々羅

僕はこの世界を知っている。 ……と思いながら読んでいた時点で著者の勝ち

2011/12/29

Pochi

白川通が亡くなったのを、ついこの間知って、読み返してみた。 主人公は著者そのものなんだろうな、と思いながら読む。

2018/06/10

感想・レビューをもっと見る