片桐且元
片桐且元 / 感想・レビュー
tama-nyan
お笑いなしの鈴木輝一郎本は初めて?お笑いなしでも面白い!方広寺のインネンから始まって冬の陣の前までの片桐且元さんのお話。輝一郎氏の描くオヂサンは魅力的。賤ヶ岳七本槍の本も読みたくなったなぁ。
2022/06/08
まさのぶ
今まで武の才能も治世の才能もなく優柔不断と描かれていたかれだがこの本では確かに彼自身もわかっているように戦国武将としては才能は無いけれど自分の意思で生き抜いたという意味では凄いと思った。「恥じて生きる賢者でいるより誇りを持って死ぬ愚者でいたい」というシーンがあるが感動した。
2018/08/26
スナフキン
教科書でも学んだ徳川による鐘のいちゃもん事件の当事者である片桐且元に着眼した作品。同じく歴史上の人物である坪内逍遙の歌舞伎でも有名です。 時代に取り残された武人。されど現在(1615年)の若者にはない戦慣れした気骨の持ち主だとこの作品では書かれています。彼の政敵や豊臣、徳川方への気持ちや事件での翻弄、そして生き様を見せつけているところが面白かったです。唯一の忍びである五郎太との関係が一番良かった。
2016/01/22
Ral
読了。図書館で大坂夏の陣フェアがやっていたので思わず手に取ってみました。片桐且元なる武将がいたことは本作で初めて知りましたが、うまいこと主人公に据えたものですね。家康の難癖と、女帝に振り回されたお話でした。そしてこの作品では意外と信雄がいい役どころで登場していたのが意外でした。佳作。
2015/05/19
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