太陽の村
太陽の村 / 感想・レビュー
財布にジャック
朱川さんらしからぬ作風に、おろおろしながら読み進めてしまったせいか、なんだかあれっ?これでいいの?って思ってしまい・・・正直乗り切れないままラストをむかえてしまいました。ギャク満載のノスタルジックなファンタジーなので、朱川さんだと思わなければ嫌いじゃないはずなので、本当に残念なことをしました。しかし、明るくて面白いだけじゃなくて後半で考えされられる展開が待っていたのはやはり朱川さんらしいのかもしれませんね!作中に出てくる走れメロスケが良かったです!
2010/10/03
nyanco
ハワイからの帰り、乗っていた飛行機が事故に…。目覚めたところは南海の孤島。俺は助かったのか?しかしどうにも村の様子がおかしい。年貢、地頭、仇討…って、俺、タイムスリップしちゃったの!?ホラーっぽい作品や、じんわりと胸にくる作品、はたまたウルトラマンまで書いちゃう朱川さん、今回はめちゃめちゃ楽しいコメディでした。細かい穴など気にせず、難しいこなど考えずに、サクサクと楽しく読むのがベストです。
2010/02/09
kishikan
朱川といえば、都市伝説をはじめ、ホラーの要素を含む作家と思っていたが、これはユーモアたっぷり、SFっぽくもあるエンタテイメント作品。引きこもりのオタク青年が、父親の定年祝いのハワイへの家族旅行の帰り、飛行機事故に会い、タイムスリップしたような島に流れ着く。そこは、何百年前の日本のような、そうでないような・・・。そんな謎の島で、彼は村人に助けながら生き抜いていかなければならない。笑えるけど笑えない、不思議だけど馬鹿馬鹿しくもある、感動のストーリー。
2010/06/01
ミナコ@灯れ松明の火
これ朱川さん?ほんとに?と何度も表紙を確認しながら読んだ。いつものテンションとは明らかに違うけれどこれはこれで面白い。勢いのある軽い文章に最初は違和感もあったけれど、読み進めるうちにだんだん夢中に。他人に迷惑をかけないためにも他人に傷つけられないためにも一人でいるのが一番だと思っていたニートくんが、やむを得ない状況下とはいえ徐々に変わってゆくのが見て取れて、予定調和だけれど楽しかった。最後の主人公の選択は、きっと。
2011/12/25
☆エンジェルよじ☆
『直木賞作家乱心!?』「わくらば日記」からの昭和時代シリーズの雰囲気が全くない(笑)主人公の人の良さと心の中のつっこみが面白くさくさくと読めた。最後の村長の話はどうなんだろ?桃太郎君に期待するのはいいけどこんなに2010年とかけ離れた生活してて日本を変えれる大人になれるのか??ショッカーにドラえもんにハリポタ、マジンガーZ,出てくる出てくる!(^^)!楽しませていただきました。
2010/11/30
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