「兵士」になれなかった三島由紀夫
「兵士」になれなかった三島由紀夫 / 感想・レビュー
ベンアル
図書館本。三島由紀夫の自衛隊入隊から自決までについて、自衛隊関係者や楯の会のメンバーの証言を元に綴っている。ラスト数ページの読後感が良い。 「三島さんが期待したのは、「悠久の大義」だから、…嫌な気持ちになったときには、自分の心に「三島神社」をつくって、…自分の心がちょっと洗われると…自分の出世のことより、国のことを考えないかんと、それが三島さんの期待したものであり、三島さんに応える道かな、…」
2024/09/21
犬養三千代
深く重い一冊。
2015/08/01
ふ
◎
2024/06/24
turutaka
著者にこのシリーズを書かせる原点ともなった三島由紀夫。彼と自衛隊はどんな関係で、どう変わっていったのかを描くのが、シリーズ外伝ともいうべき本書である。 だが私にはわからない。三島由紀夫という凡人からみたら才能の塊のような男の思考がどんな遍歴を辿り、あのような最後を遂げるに至ったのかが全くわからない。三島が天才すぎるのか。私がそれを読み取れないほどの知能なのか。三島由紀夫の鋭敏すぎる頭脳は何を感じとったのか。 わからない。でもそれで良いと思う。三島はそんな簡単にわかるほど単純じゃないのだろう。
2021/08/24
寅次郎
最後は少し泣けました。当時の三島の性格が良く書かれています。
2009/05/19
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