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クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道

クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道

クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道

作家
大前研一
出版社
小学館
発売日
2013-01-15
ISBN
9784093798396
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クオリティ国家という戦略 これが日本の生きる道 / 感想・レビュー

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James Hayashi

加工貿易立国であった日本はもはや輸出大国ではない。1億人の人口を抱え、そこそこのボリューム国家であった日本は少子化などにより新たな戦略が要。スイス、シンガポールなどのクオリティ国家が日本のモデルだと。道州制を提案。コモディティ化した製品を優遇するのでなく、ハイエンドのクオリティ製品へ移行しないと先行きはない。人材教育も言われているが、横並び均質化教育では世界はおろかアジアでも戦っていけないだろう。AI化も身近であり、個性、特性を伸ばす教育が望まれる。各地域がそれぞれの教科書で各々の授業でいいのでないか?

2019/07/23

きいち

なるほど、こういうものをプロパガンダというのか、鮮やかなものだなあ。◇スイスやシンガポールの事例を元に、道州制を採用して日本をクオリティ国家の集合体としよう、という将来像を提示する。しかし、大前がビジネス書でいう、明確な目標をもとにモレのない選択肢を事実ベースで検討して実行しPDCAを回す…というような考え方は、ここにはない。あるのは「今はダメだ、変えなければ」という強い情念に対して答えるため、いかにその文脈に叶う情報を取捨選択しプレゼンテーションするかという高い技術。ワザとなのか?だよな、きっと。怖い。

2015/09/02

Shinchan

久しぶりに大前研一の著作を読む。Amazonで本を探していたところ「クオリティ国家という戦略」という題目に惹かれて購入。「日本が進むべき針路」を提示している。進むべきは「クオリティ国家」その為の方策としては道州制の導入等… 著者の考えている成長戦略が非常にわかり易く書かれている。

2016/06/23

kaida6213

スイス、シンガポール、フィンランド、ノルウェーなど、国家規模がそれほど大きくなく、かといって資源があるわけでもないが、GDPや成長率は世界屈指という国々をクオリティ国家として定義し、なぜ成長しつづけられるのか、日本はなぜだめなのか、これらの国から何を学べるか、をまとめた本。 総論としては、自分たちの強みをしっかりと認識し、如何にしてグローバルなブランドとして特化させ、外からリソース(人モノ金情報)を呼び込むか、ということになるのだろうか。事例が豊富なため、へぇー、と読める。がまだまだ考えることは多くある。

2016/08/10

Nobu A

2013年初版。どこかでの言及本。確かシンガポールの言語政策について書いてある本だったと思う。非常に興味深い内容。現在、経済成長を続ける国をクオリティ国家とボリューム国家と称し、筆頭のスイスやシンガポールの事例を紹介。構造改革が出来ず、加工貿易立国に執着する日本。そんな日本に「道州制」を提唱。魅力的だが正直実現は厳しい。英語教育に熱を入れるのは反対だが、本著を読むとビジネスの視点からももっと英語教育を考えていかなければならないと痛感。失われた20年。誰がこんな国にした。政治家の責任は思い。さすが大前研一。

2022/02/24

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