経済参謀: 日本人の給料を上げる最後の処方箋
経済参謀: 日本人の給料を上げる最後の処方箋 / 感想・レビュー
まゆまゆ
日本社会の大きな3つの課題である「少子化」「教育」「国民国家」の現状分析と解決策を示す内容。小手先の変更ばかりでグランドデザインがないから、何を目指しているのか国民は分からない。サブタイトルへの直接の提言はないが、惰性と前例踏襲を繰り返す責任者たちが一掃されなければ日本という船が沈むだけである。
2022/08/08
モーモー
少子化、教育等の日本主要大問題の課題解決に向けた提言本。 教育特に理系、文系にわけた日本独特の構造と未だに文系の大学生が多い矛盾。私も文系出身だが、システム化していくことにより、文系脳の学生は必要なく、必要な人材はITスキルをもった人材だが、供給が増える仕組みは出来ていない。 縦割り行政の打破は日本人には難しい。海外から必要な人材を求めて国のグランドデザインを描いてもらうことが必要
2022/09/03
tetsubun1000mg
先週読んだ「AI時代を勝ち抜く学び」が不完全燃焼だったので、「日本人の給料を上げる最後の処方箋」というサブタイトルに魅かれて選ぶ。 内容が①少子化問題、②教育問題、③国民問題と整理されていたので分かりやすかった。 従来から主張されていた内容も有るのだが少子化問題対策は具体的で効果も期待できそうに感じた。 教育問題は日本の既存政党で方向転換できるのか?と疑問です。 国民国家問題はエッセンスを切り取って橋本氏が大阪でやろうとしたがうまくいかなかった。 氏の提案されるように、九州でまとまれば面白い気がする。
2022/07/15
M_7677
大前研一本のいいのは、日本の企業や政府を徹底的に腐す(これはやりすぎだとは思う)ところに留まらず、きちんと提言を出すところ。問題の指摘や批判だけなら誰でもできるが提言を書くのは難しい。 今回の提言は各国のデータの裏付けもあり、そこそこ説得力もあった。
2022/06/05
富士獣
論点は良いし、提言も叩き台にはなるけど、2024年に信奉するにはかなりビミョー感。 大前さんの「日本の論点」シリーズを毎年読むくらいには今でも尊敬しているけれど、特に数学教育やIT回りの見識に、80歳だなという衰えはどうしても随所に見える。 「21世紀の」というワードが多々あるのも象徴的で、まぁ日本に20世紀で止まっている面があるのは分かる一方で、本書が戦略コンサル全盛期で止まっている面も否定しがたく、これを叩き台にさらに進化した処方箋を創り上げる必要がある。
2024/11/06
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