ヘーメラーの千里眼
ヘーメラーの千里眼 / 感想・レビュー
utinopoti27
千里眼クラシックシリーズの中で、最高傑作との呼び声高い本作。今までの荒唐無稽な展開は鳴りを潜め、ヒロイン岬美由紀の青春時代を掘り下げながら、恋愛に苦悩に、彼女の新たな魅力が溢れています。一方で、自衛隊という組織の実像に踏み込むことで、平和とは何か、国を守るということはどういうことなのか、シビアな問いかけも印象的。ただ、そこは人気のエンタメシリーズ。自衛隊の取材協力をもとにした、戦闘機同士の迫真のドッグファイトが繰り広げられる後半では、息苦しいほどのスリルを味わえます。松岡流エンタメ作品の金字塔ここにあり。
2018/07/02
yukision
2段組み500ページを超える大作ながら、今まで読んできたこのシリーズの中では一番面白く、最後まで飽きることなく楽しめた。自衛隊基地内でエースパイロットが事故を起こし、彼の再起の為に美由紀が再び操縦桿を握る。今回は自衛隊の活躍が中心で、終盤の空中戦の手に汗握る描写が圧巻。それにしても、超人美由紀の自衛隊入隊や空自入隊の理由には驚いた。
2020/12/09
Kau
誤って少年が隠れていた標的を訓練でミサイルを撃ち込んでしまった伊吹1等空尉。そこまではいいけど、容姿がパーマのかかった長髪に、愛車はブガッティヴェイロンとか。。その時点で、たかが航空自衛隊の1尉が所有できる車ではないことは明らか。何億もするような車を空自の隊員がなぜ?空自のエリートが長髪?はぁ?と思ったら、この作家の設定がおかしいんじゃないかと思うと、もう読む気になれなかった。
2022/12/06
roomy
面白かったです。松岡作品はあっという間に読めてしまうので嬉しいような悲しいような。笑 ライブラリー本。
2017/02/18
そのぼん
半端なく長かった・・・。でも、息もつかせない展開で飽きずに読めました。自衛隊の隊員が少年を誤射したとされることから起こる様々な出来事が描かれていました。途中から急展開があり、自分の想像を越えた展開が待っていたので驚きました。
2012/11/07
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