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県庁の星

県庁の星

県庁の星

作家
桂望実
出版社
小学館
発売日
2005-09-01
ISBN
9784093861502
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県庁の星 / 感想・レビュー

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射手座の天使あきちゃん

地域のダサいスーパーに現場研修にやって来たエリート県庁職員、「県庁さん」と軽い侮蔑と嘲笑で呼ばれても、前例踏襲・マニュアル重視・自己保身・書類偏重の役人意識は揺るぎ無し!(笑) でもスーパーのスーパーパートタイマー・二宮さんと出逢って、彼は・・・  頭の良い人ほど、自分の姿って見えないものなのかもね、ライトな感覚で、まずまずでした(笑) 

2011/05/16

へロム

最初は民間の仕事に溶け込めずヤル気をそがれる県庁から研修派遣された職員野村聡(ケンチョーと呼ばれる)。しかし、パートでベテランの二宮泰子と仕事をしているうちに民間の感覚を学び変わっていく。キャリアアップのための研修が、考え方も変わり生き生きしていく姿は気持ちが良い。ただその間の気持ちの変化の描写が少し物足らなさを感じました。その分軽い感じもしますが、楽しめました。[図書館本]

2014/03/26

hit4papa

パッとしないスーパーへ派遣されたエリート県庁職員v.s.パートのおばちゃんという図式のお仕事小説です。融通の効かないカタブツと気の強い中年シングルマザーが対立から始まり、すったもんだの末、協調しながら周囲を巻き込んで、成果を上げていくといういかにもの展開。冒頭から予想がつき過ぎるくらいですが、ワクワクは止めることができません。パートのおばちゃんが人生の教師役…とはならないのが本作品の良いところ。ライバル(?)二人の成長物語でもあるのです。サクッと読めて気分爽快間違いなし。映画よりも原作推しになりました。

2021/10/17

papako

ずいぶん長い間積んでいました。いわゆるお仕事小説です。県庁職員のエリートが民間に人事交流で出向する。民間と役所の違いに戸惑いながらも、主人公がそんなに自分を曲げずに一本筋を通しながら、受け入れられていく。役所独特の考え方を揶揄した表現がちょっと楽しい。予算を下げないとかハンコの順番とか。人を見ないで書類を見ていた主人公。高い授業料払って周りが見えてくる。最後のやる気付箋、いい感じ。しかし二宮さん、めっちゃ自分とかぶります。なんかイタかった。うん、楽しかった!

2016/10/30

雑木林太郎

野村の成長とスーパーのスタッフたちの変化に、年甲斐もなくワクワク。出向当初は、お役人丸出しの野村が、女の子に嵌められて詐欺られるし、店員たちには邪魔者扱いを受けるしで、大いに凹んでしまう。その後、それを糧として変わっていくのだが、人間、挫折を知らないと大きくなれないんだなぁ、とつくづく納得させられた。

2015/04/21

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