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ア・ハッピーファミリー

ア・ハッピーファミリー

ア・ハッピーファミリー

作家
黒野伸一
出版社
小学館
発売日
2006-05-16
ISBN
9784093861601
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ア・ハッピーファミリー / 感想・レビュー

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あつひめ

自分の中学時代…なんと穏やかだったのだろうと思う。イジメの種類が今とは全く違う。楽なイジメなんてないけれど、なんだかんだ言いながらも学校に行けていた。最近の子供達の大変さがそこここに散りばめられていた。家庭内のいろんなことはどこの家でもあるけれど、化学変化のような刺激がこの作品では良い方に効いている。家族って、やっぱり他人とは何かが違う。鬱陶しいこともあるけど自分の体の一部のようなムズムズするような気持ちになる。読書は自分の家庭とは違う家族の形を知ることができる。こんな時自分ならどうできるか?と。

2017/05/16

アメフトファン

青春小説であり家族小説。とにかく面白かった〜。さくらももこさんと辻村深月さんの小説を足して二で割ったような良作でした。多感で一番難しい中学生の日常をここまで深く高く浮かび上がらせるとは。決して爽やかなテーマではないのに読後感のこの爽やかさ。大人が読んでも十分面白い中学生が主人公の作品でした。

2014/04/28

b☆h

おばあちゃんとお父さん、お母さん、姉二人に弟一人の7人家族に起こる様々な試練を描いた作品。お父さんが無職だったり、姉が借金のある男と付き合ってたり、弟がイジメにあってたり…と、これでもか!というほどいろんなことが起こるドタバタ劇みたいな感じだった。でも、イジメに対する感覚とか、人との付き合うスタンスは納得出来るものや共感出来る部分も多い。もともとしっかりしてる子は伸び代が少ないから、なんだか損をした感覚になるのもすごい分かるなぁ。自分を貫くのは、大人の世界も子供の世界でも大変だと改めて感じた。

2022/12/14

達ちゃん

人生いろいろですが、やっぱり家族はいいですね。

2019/08/30

NOBU

それぞれが深刻な問題を抱えた七人家族の物語。イジメや精神病や暴力等、読んでいて心が痛い。しかし、語り手となる中2の三女ミキの淡々とした目線が読みやすく、不思議な吸引力があり、一気に読ませる。 こんなにも大変な中でも、自分を保ち続ける中学生なんて、凄いと言うよりも、ただただ憐れで哀しい。子供達には、自分の事だけ考えて、我儘言える様な時期があって欲しい。 辛い環境によって、早く大人に成長させられるのは、見ていて辛い。

2012/03/19

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