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船泊まりまで

船泊まりまで

船泊まりまで

作家
片山恭一
出版社
小学館
発売日
2006-06-01
ISBN
9784093861663
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船泊まりまで / 感想・レビュー

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あぽ

初片山恭一作品。中盤でグンと惹きつけられたけど、後半失速。最後にはなんでやねんと突っ込みながら読んだ。男性側の視点で語られるときに見られる独特の言い回しが、形容しがたいしこりになって残る。言葉が沈殿していくような感覚を覚えた。

2011/12/16

dskmori

とりとめのない夫婦の会話が続くと思ったら、想像以上に特殊世界に持っていかれた。片山ワールドを理解できるまではまだ遠そうだ。

2016/01/17

まるこ

妹の子を代理母として産もうとしている冴子の心が、少しずつ本当のことは何か、本当でないことは何か分からなくなっていく物語。夫婦にとって子供とはなんなんだろうと思いました。もしかしたら、子供が生まれてくることを待っている時間が一番夫婦にとって幸せな時間でもある一方で不安定な時間でもあるのかもしれないな。一貫してゆっくりと時間が流れていた小説で、とっても私好みでした。

2015/07/29

むぎ茶

展開が少なく、なかなか時間がかかる本。夫婦ののんびりした話かと思えば、じわじわとおかしな場面が見えてくる。よくわからないまま終わってしまって取り残された気分が残ったりした。

2012/12/26

まどろみ

会話が好き。「やっぱり辛くて仕方がないので、またしばらく泣こうと思います。ご迷惑とは思いますが、耳を塞いでおいてもらえますか」「迷惑なんてことはありません、しっかりお泣きなさい」これ、惚れました。特に俊一の話題の振り方とか遊び心のある話し方とかが好き。それだけにこの幸せが徐々に壊れていくのが哀しいと言うか恐ろしい。

2010/02/18

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