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おんぶにだっこ

おんぶにだっこ

おんぶにだっこ

作家
さくらももこ
出版社
小学館
発売日
2006-10-27
ISBN
9784093861748
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おんぶにだっこ / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

さくらももこ先生の幼少期をえがいたエッセイです。過去これまでの痛快バカ笑い連発な内容とはうって変わり(笑える話もありますが)、幼少期ならではのシリアスなネタが随所にえがかれています。子供の頃の誰もが経験したり、思ったコトのあるあるが書かれ、懐かしくなりました。あとがきにも書かれていますが、本作は【言葉では表現しにくい大きな何かを与える作品。本当に大切な物を今回の作品は含んでる】とかかれ、まさしくそのとおりだなと思います。さくら先生のエッセイは内容はもちろんのコト、いつも'あとがき'に学ばせてもらいます。

2018/10/14

ふじさん

図書館本。さくらももこのエッセイ集は好きで何冊か読んでいるが、これは初めて読む。「おっぱいをやめた日」、「乳母車からみた景色」、「大規模な心配」、「盗んだビーズ」、「たまちゃんとの出会い」、「上松君のランドセル」等。彼女の幼年期のエピソードは、自分の幼少期とも重なる話題が多く、爆笑だけじゃない、感動だけでもない、言葉では言い尽くせない思いが伝わってきてすごく面白かった。幼年期のまる子を初めて描いた新境地にして最高傑作!

2024/09/25

ブックマスター

図書館。今まで読んできたさくら先生の本は、笑ったり元気が出るような内容のものが多かったのですが、今回読んだものはそれらとは異なっていました。幼少時代の微笑ましい話や家族との思い出話、そして小さな罪を犯した記憶。悪いことをしてしまった時の話は、自分自身の幼い頃のことを思い返して読みながら切ない気持ちになった。嫌なことも少なくなかったし、そういう苦々しい記憶ほど色濃く残っていて今でも時々思い出す。でもこの作品が出来たように、いつか私の体験も糧になればいいなと思う。しかし、さくら先生の記憶力の良さには驚き。

2019/04/30

Ikutan

久しぶりにさくらももこさんのエッセイを借りて読んでみました。小さい頃の記憶を綴ったこの本は、今までのほのぼのとしたり、ケラケラ笑ったりするエッセイとはかなり異なっています。さくらさん自身にとってもしんどい執筆だったと容易に想像できる苦い記憶。失敗したこと。後悔したこと。秘密。罪悪感。読んでいるうちに誰もが同じように少しずつ経験して大人になったんだと気づかされます。あとがきでさくらさんがその経験を肯定しているところがいいですね。いやぁ、しっかし二歳半から記憶が残ってるってスゴイね( ⊙⊙)!!

2015/06/29

きさらぎ

ちくっと胸が痛い話が多かったけど、自分の幼少期の感情を言葉にしてくれて「そうだったのか!」と共感した。あとがきが深い。やはりさくらさんのエッセイは面白いな~

2019/06/18

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