長生き競争!

よんよん

60年ぶりに会う小学校の同級生。ひとり一人お金を出し、1番長生きした者が受け取ると言うルールで賭けをする。人生の終わりを意識するようになって、様々な想いが巡る。読んでいて哀しさとも違う重苦しい感情が湧き上がった。身につまされる。

2023/09/20

かんらんしゃ🎡

老人仲間で誰が一番長生きするか、冗談半分で始めた酒席での賭けだが、一人々々亡くなるにつれ死を身近かに感じるようになる。死後の世界や転生も気になってくる。すぐ目の前の死を見つめながら、老いらくの恋と親の介護と自分の病院。年寄りもこれでなかなか忙しい。

2018/05/08

やこ´•ᴥ•`

小学校の同級生6人が60年ぶりくらいに再会して、誰が一番長生きするか賭けようぜ！ってストーリー。---老いについてとても考えさせられた。平均寿命からすれば私はまだ折り返してはいないんだろうけど、いつまで生きられるかなんて誰にも分からない。我が家には子どももいないので、このまま夫婦ふたりで老いて行くかもしれないことがとても怖い。死ぬことは怖くないかもしれない。一人ぼっちで生きて行くことのほうが、やっぱり私は怖いなぁ。

2015/09/08

ユウユウ

出だしは比較的軽いノリですが、なかなかテーマなりの重い部分も出てくる。初読み作家さんだったけど、最後まで読ませてくれたという印象なので、他の作品も読んでみたい。

2017/08/02

ゆみねこ

６５年ぶりに小学校時代の同級生と再会し、誰が長生きをするか競争をすることになった白石聡。提案した明男が早々に亡くなると言う幕開けから、残り男５人マドンナだった規子に年若いエリも含めて誰が最後まで生き残るかというお話。年齢とともに体は衰え、肉体は元気でも認知症になってしまったり。エリの早すぎる死もあり中々重い内容も。戦争体験はやはり若い世代に語り継がなくてはならないのだと思ったり、かなり盛りだくさんな読み応えある１冊でした。娘の智子が好きですね。

2013/06/19