東と西 1
東と西 1 / 感想・レビュー
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
「T いしいしんじ/著、猿に会う 西加奈子/著、極楽 栗田有起/著、赤、青、王子 池田進吾/著、すみだ川 藤谷治/著、東の果つるところ 森絵都/著」(敬称略)合集全6話。20代半ばの仲良し3人組で占いに行く「猿」と、吉原の花魁と酒問屋の跡取り息子との恋の駆け引きを描いた「すみだ川」が好き。1万50歳でその生涯を終えたはずの彼が行き着いた先は・・「極楽」は、不思議な話でしたが嫌いではないです。土方で働く彼の身に起こったある出来事「T」は、ゴメンナサイ。私にはあわなかったです。★★★
2012/03/05
melon
西加奈子 猿に会う西さんが綴る女子の会話が好きだ!印象フレーズ「自分たち以外に誰かがいないなんていう、変なバランスの中で苦しくなったりしないのか。」
2014/12/04
あつひめ
自分の知っている地名が出てくるとその風景を思い描きながら読んだり・・・身近な物語になるから不思議です。初めての作家さんの作品を読むときにはジックリ読んでしまうからなかなかトンネルから抜け出せないような言いようの無い暗闇の中を彷徨ってしまう感じ。西さんのふんわりした作風で日光の景色を思い・・・栗田さんのカッパの真面目で一生懸命な心に胸を打たれ・・・池田さんの王子の飛鳥山の桜の景色を思い浮かべ、藤谷さんの江戸っ子の心意気でべらんめぇ調に心が躍り・・・森さんの奇想天外の物語・・・今回も得しちゃった気分です。
2010/03/28
nyanco
なんて豪華な執筆陣!おまけに書き下ろしときたら期待は高まるばかり!でしたが…、な、何なんだコレは…。どの作品も不思議な世界に誘ってくれるのですが、流石にどの作品もそういったものばかりだと、何処に流れ着くのか?漂流したまま流されっぱなしで、読者は翻弄されたまま…といった感じ。それとも年末に大量の本に囲まれている私が疲れていただけ??、そうだと思いたい…。
2009/12/22
まつじん
すいません”新しい小説”はちんぷんかんぷんでした。起承転結のjはっきりした古い物語の濃度を上げてほしいです。次巻もあるそうなので結構楽しみにしてます。
2010/07/10
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