神様のカルテ
神様のカルテ / 感想・レビュー
射手座の天使あきちゃん
射手座だったんですね「癒しの人」安曇さん、しかも誕生日まで一緒、手紙に泣けちゃいました (/_;) 地域医療の過酷な条件の中で奮闘する一止(いちと)先生をはじめとする病院関係者のなんと温かいこと、そしてプロフェッショナルなことか! いい本に出会えました、夏川さん ありがとう♪ m(_ _)m
2010/11/26
くろり - しろくろりちよ
素朴。最新医療なんかなくても、この医師がいるだけでこの病院には奇跡が起こる。命のカタチって何だろう。どう生きていくのが正しいんだろう。迷いながらそれでも「命の現場」を離れようとはいないイチ先生と、それを支える細君のハル。最期まで、その人らしい生き方を。最期まで、傍にいられる医療を。こういう病院があってこそ。一医療従事者である自分自身も「これでよかった」と。いつの間にか涙が。
2011/12/24
ヴェネツィア
タイトルも、人物像の造形も、文体も、読後感も、『スピノザの診察室』を先に読んだ身には、すべてこれ習作であったかのような思いがする。もちろん、本書もけっして完成度が低いというわけではない。むしろ、よくできた作品だと思う。でも、「神様」から「スピノザ」へは進化の跡が著しいのである。とりわけ、文体においては、ここではまだ漱石の『草枕』の仮構を纏う必要があったのだが、やがてそれは柔らかな脱皮を遂げる。一方、終末医療においては、より厳しさを高めながら、主人公を自立させて行くのである。
2024/08/11
とら
モリミーの「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話体系」あたりを思い浮かべたのは自分だけ?w古典的な語り口、あとイラストのカスヤナガトさんと中村祐介さんの絵柄が似てるってのもあるかも。うんうん。こういう医療の現場だってあるよね、やっぱり。最近ドラマとか映画でも医療モノ多いけど、忙しく動き回ってさ、こりゃ命が危ない!とかそんなんばっか。つまり手術部屋が主。医者にだって生活があるに決まってる。本当に良かった。笑って涙して何より温かくて。こういうものが売れると嬉しい。本屋大賞獲っても良い位!続巻も是非読みたいです^^
2012/10/20
takaC
話は好みだな。半分私小説なんでしょうかね。第一話の半ばまでは話の方向性が掴めなかったが、それ以降は震ハート・燃尽ヒート・刻血色ビート。信濃国関係者の自分としての首肯点も多少あり。装画はイマイチ。イラストのクオリティではなく、物語からイメージする一止と榛名はそんな感じではないから。
2011/01/26
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