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つばさものがたり

つばさものがたり

つばさものがたり

作家
雫井脩介
出版社
小学館
発売日
2010-07-01
ISBN
9784093862844
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つばさものがたり / 感想・レビュー

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takaC

天使は本当にいるような気持ちになって、上を見上げた。

2011/04/14

黒瀬

ひたむきな頑張り屋・君川小麦、26歳。東京のパティスリーで研鑽を積んだ彼女の体を病魔が静かに蝕んでいた。それでも『夢を叶える』ため、一念発起して家族とケーキ屋を開く。これは天使が繋ぐ家族愛の物語。一度は折れた心、もう限界だと悲鳴をあげる体。そんな中でも目標に向かってひた走る叶夢と天使の健気な姿を目の当たりにした小麦が人生最後の大勝負に挑む姿が眩しいです。執筆中の作者様へ本当に天使が寄り添っていたのではと思わせるような甘く愛おしい物語でした。

2020/07/23

ダイ@2019.11.2~一時休止

読み始めは印象が良くなかったけど、途中から頑張れと応援し、読み終われば切ないけどイイ作品でした。

2014/05/15

nyanco

突っ込むところは確かに満載なんです。彼女の病気に誰も気づかないとか、パティシエなのに病気を隠すために化粧をしているとか、元々、そんな病気を抱えて店を持とうとするなんて反対に家族にはいい迷惑だとか…。でも、小麦のひたむきさをみると、頑張れ!と応援せずにはいられなくなるのです。でも途中から、もうそんなに頑張らないで…と思ってしまいます。家族の希望の星の私が弱音なんか吐けない…と己の体に鞭打ち働く彼女を見ているのは辛い。小麦の甥っこ、叶夢と彼の友人・レイの存在がこの物語を光をもたらせてくれます。続→

2010/08/13

しろいるか

久々に読む雫井作品。ミステリじゃないのでびっくりしたし、まして泣かされるような話と思ってなかった。癌に侵された若きパティシエール小麦が東京の有名洋菓子店を辞め、故郷で亡父の夢を叶えて自分の店を出す。一方小麦の甥で4歳の叶夢は、始終「天使が見える」と言い両親を心配させる。このふたりの話がシンクロしていき、やがて小さな希望の種に。叶夢に見える天使レイの存在が、小麦に明日を生きる勇気を与える場面に胸が詰まった。支え続けた母や兄、葛藤の末に大きな決断をした兄嫁の道恵、店の人々なども素敵だった。

2012/02/18

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