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九死一生

九死一生

九死一生

作家
小手鞠るい
出版社
小学館
発売日
2013-02-13
ISBN
9784093863070
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九死一生 / 感想・レビュー

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秋製 

お薦められ本。 「冴子」を中心に、彼女に関わる猫好きな人たち(家族)と猫との繋がりに纏わる短編連作集。猫によって出会い繋がりあい、哀しみに打ちひしがれまた癒される。 タイトルの「九死一生」の九死には、猫は九つの命を持っていて・・・、とあった。猫に纏わる怪談でよく目にした言葉だと思った。同じ「九死」ならば断然こちらの方の意味がいいな!

2013/06/05

あっ!chan

自分は犬はあるけど猫を飼ったことがない。文中にも出てくるけど「ワイルドで意地悪で気位が高くどうしようもない我が儘娘」そう、そんな印象だ。主人公は猫をこよなく愛する一人の女性の半生。仕事に恋愛に結婚にそして別れに…その人生の交差点に現れる猫たち…プリン、光一、ムー、マギ、ウミ、イスタンブールの子猫、ミノ(NO),チョビ(マギー)、そしてマロウ…猫は九回死んで九回生まれ変わる…別の猫に生まれ変わって生きる、すなわち猫の一生は九死一生というらしい。「死」を扱った切ないストーリーだけど、猫好きが読んだらきっと…

2016/11/12

るんるん

猫のしぐさがかわいらしい。幸せが冴子夫妻に降り注いでいました。かなしみが訪れても生きるよろこびがじわじわときました。

2014/03/09

ぺんぎん

すでに最初の章で泣いてしまった。読み進めると猫と人間、猫を通じての人間同士のそれぞれの絆が優しくてどこか不思議。猫を飼っているので思わず抱きしめたくなる話だった。(うちの猫は抱っこ嫌いなので拒否された…後にこの話の中で出て来たように…と思うとまた涙が(T_T))

2013/03/24

ちょん

猫好きじゃないと共感を得られないんじゃないかと心配になるくらい「猫が好き」な1冊。猫好きな私は「分かるー」を連発。「たがが猫でしょ?」って思ってる方にも1度読んでもらいたいかも。読み終わって反芻しながら...たぶん猫好きには「猫は神様」っていう思考回路がDNAに刻まれてるんだろうなぁ、としみじみ。

2021/08/13

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