読んでいない絵本
読んでいない絵本 / 感想・レビュー
おさむ
小説、戯曲、テレビドラマ、ショートショート。山田さんの多彩な才能を感じさせる1冊。「本当と噓とテキーラ」は印象に残ったドラマで、08年の放映時を思い出しました。山崎努の演技が秀逸だったなあ。「黄金色の夕暮」はユーモアたっぷりの戯曲(98年)。その後で現実にあった特捜部検事のFD改ざん事件が「行き過ぎた正義」が原因だったことを考えると、作家の想像力の豊かさに空恐ろしさを感じてしまいます。
2015/08/24
koji
短編小説、ドラマのシナリオ、ショートショート、舞台の台本、と山田太一の軌跡を辿るような、色々なものがごちゃ混ぜになった一冊。どれもすごく良かった。老練な文章が味わい深い。複雑な物事を鋭く切り込むのではなく、複雑なまま提示する視野の広さ。物事を多く語らない諦観が混じった静謐さ。こんな文章が書けるような歳の取り方がしたい。
2011/10/30
きみこ
小説のみではなかった。
2013/02/09
kiho
脚本家である山田さんの魅力が、小説、ショートショート、戯曲と様々なストーリーで味わえる☆家庭の奥、家の奥、家族の奥にある「もどかしさ」や「見えない日常」が見える…というか見せる作家さんなのだと実感。テキーラの一話は、セリフだからこその面白さがあります♪
2012/12/01
ぶらり
流れのない橋を流れるべきは何だったのだろう、山田太一は温かく童話のように物語を紡ぐが結末は虚しく現実的な時の流れを辿るように、、そうか、橋を渡るのは時だ、誰しも逆らえない時の流れ。橋とは何か、向う岸とこちらをつなぐ、あちらとこちらを結ぶ、ある種、人と人とを仲立つ生き方か。すると時間が流れない橋とは、人々の仲立ちでありながら何処かに取り残されてしまった人なのか、生き様なのか、、、
2012/09/17
感想・レビューをもっと見る