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左京区恋月橋渡ル

左京区恋月橋渡ル

左京区恋月橋渡ル

作家
瀧羽麻子
出版社
小学館
発売日
2012-04-01
ISBN
9784093863308
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左京区恋月橋渡ル / 感想・レビュー

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hiro

万城目、森見さんと同じく京大出身作家ということで、瀧羽さんの本を読読み始め、この本が4冊目。一言でいえば、瀧羽さんらしい恋愛小説だった。『左京区七夕通東入ル』の姉妹編だが、主人公は花にかわって山根君。最近読んだ村山由佳さんの『天使の卵』シリーズの主人公歩太、慎一の、年上の女性との辛さが伴う恋愛小説は、読後心にずっしりきたが、こちらの理系学生のほのぼの系恋愛小説は、読後はさわやかだった。美月がなぜ山根とデートをしたのか謎だった。京大生の生活範囲は、糺の森、鴨川デルタに吉田神社と、ほぼ左京区だけなのだろうか?

2014/04/12

紫 綺

心地よい感動の涙が、心を満たしていく。京都市北部を舞台にした、院生山根君のほんのり甘くて爽やかな恋物語。恋は成就しようが、しまいが、無用な時間でも無駄な努力でもない。少なくともその瞬間はキラキラと輝いているはずだから・・・。

2012/10/30

kishikan

前作は、花ちゃんと龍彦の恋、今回は山根君と謎の美女?美月さんとの恋。京都を舞台に理系の大学(寮)生活と淡い恋をおりまぜた青春小説第2弾!今回は美女との格差があまりにも大きくて、失恋話だろうと思ってはいたけど・・・。それはそうとして、葵祭やら五山送り火など京都の行事と重ね合わせた描き方が憎いな。せっかく上鴨、下鴨神社や糺の森、鴨川デルタ、吉田神社などを登場させているのなら、街の方ももう少し詳しく書いてくれたらいいのに。とはいえ、切ない恋話ではあるものの学生時代は、こんな夢物語がなくっちゃね。瀧羽さんナイス!

2013/07/06

りか

予想に反して甘酸っぱい話だった。山根君には悪いと思いつつ、姫と騎士にうっとり(笑)出会わなければよかったと思うのは個人の自由。だけど、そんな風に思ってしまうほどに好きになった人のことは絶対に忘れない。忘れられない。辛いことも多いけど、人を好きになるっていいなあと噛みしめた作品だった。

2013/07/02

七色一味

読破。理系男子の山根君にいきなり訪れた春! 花ちゃんのアドバイスに従っていた時にはハラハラ・ドキドキ。肩を落としても前を向いていけるエンディングに、ちょっと苦くちょっとホッとしてしまった。まだまだ「イケる」よ、山根君! 安藤君のそんなエピソードも、そのうち読めるのかな^^ まだまだ、この寮の人達の物語を読みたいな、と。そうだ、京都へ行こう!(いつか…) 

2012/10/24

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