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教場

教場

教場

作家
長岡弘樹
出版社
小学館
発売日
2013-06-19
ISBN
9784093863551
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教場 / 感想・レビュー

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サム・ミイラ

私がやってるコンビニによく駐在さんが巡回に来てくれるのですが、この本の存在は知らなかったようで興味深々の彼。同僚にも教えて読んでみるとの事でした。聞けば書籍の中で語られている事、例えば職質コンクールであったり日誌は毎日提出、誤字や脱字をしたら罰則で校庭を走らされ想像とか嘘を書けば即退学など、全て本当の事らしくよく調べていると驚いていました。実際これほどドロドロしてはいなかったそうですが。「教場」は虚構と現実が上手くミックスされた、軽く読めて、でも結構深く重たい短編集です。

2014/04/25

遥かなる想い

2014年度このミス国内第二位。 警察学校の特殊環境を 舞台に、そこで蠢く人々を 骨太に描く。 警察官に不適切な人間を 振り落とすために、存在する学校。 風間という教官の人物造形がよく、 読者に緊張感を伝えてくれる。 風間にスパイを命じられ、苦闘 する宮坂・・警察官を目指す学生たちの 抱える人生が重厚な筆致で 暴かれていくが、ある意味陰湿な 友との暗闘の後に残されたものは ・・学生たちの成長であり、 読後感もなぜか爽やかである。

2013/12/23

starbro

図書館の予約に乗り遅れたので、半年以上待ってようやく読みました。異色の警察小説ですが、新鮮で楽しめました。このミス1位のノックス・マシンより良いと思いますが、少し地味過ぎるのかな?

2014/11/03

ウッディ

警察学校、それは学びの場であるとともに、警察官としての資質を備えた人間以外を篩い落とす場所でもあった。公権力を持ち、犯罪者と相対する仕事につく人の養成機関だからこそ、技能や知識を教え込み、自分を律する強い意思を持つ人間を育てる必要があるのだが、なかなかにブラックな学校でした。また、学生達もひと癖もあるメンバーばかりで、優秀な成績を取るためや個人的な恨みなどで、仲間に罠をかけ、おとしめる手段も、警察官の卵だけあって、証拠を残さない陰湿なやり方でした。それなりに面白かったけど、ドヨーンとした読後感でした。

2019/08/07

ミカママ

読メでは人気のようだったので楽しみにしてたんだけどな。つまらないわけではないんだけど、やたら時間がかかってしまった。微妙に連作?になっている短編集。ただ各編のキャラがなかなか頭に入って来ず、その辺が敗因(あくまで私的に)か。ミステリー?うんミステリーなんでしょうね。この節はミステリーの幅がどんどん広がってきてるし。私の中では人間(成長)ドラマ、もしくはお仕事小説って感じでした。

2015/05/24

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