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遺産 THE LEGACY

遺産 THE LEGACY

遺産 THE LEGACY

作家
笹本稜平
出版社
小学館
発売日
2013-10-01
ISBN
9784093863643
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遺産 THE LEGACY / 感想・レビュー

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B-Beat

◎この作家、初読み。面白かった。400年前の沈没船を引き揚げるという話。そのプロジェクトに引き寄せられるように集ってくる現代の勇者達というか。集まった勇者達にはそれぞれ過去の栄光や挫折があったり、現在の境遇や立場による打算や思惑があったり。それらを大きく取り込んで運命の渦はやがて壮大で雄大な結末を迎える。次から次へと湧きでてくる新たな局面というか難題。ピンチの後にはチャンスあり。ページ捲りが止められない。映画「太陽がいっぱい」のラストと逆のエピソードもご愛嬌。主人公らの活躍に勇気をもらって感激ひとしお。

2014/06/01

キムチ

結構な分量、そしてテーマ。予約で待った本だけに、期待して読んだ。太平洋海中に沈む16C初めの西班牙ガレオン船、筆頭航海士を務め 自ら船首に身体を括り付け、沈んだのが自分の先祖と知り、捜索引き上げに挑む真佐人。 財宝への思惑、国家威信、学問的賞賛等種々の人間の欲が絡み合う。だが自然はそう、安易には微笑みを見せず、「遺産」はものでなく、心と認識する。 という、絵にかいたような展開。筆者はとてつもなく魂が美しいのだと毎回の作品で思わされる。だが、読み手は色々、それプラスαを得ん為の読書には物足りない。

2014/01/15

ダミアン4号

400年の時を隔て対面する伝説の航海士とその子孫のダイバー!膨大な財宝を積んだまま海中に消えたガレオン船引き上げに絡まる様々な思惑…水中に没した古代の遺物をどう扱うか…膨大な発掘費用を考えてもキレイ事じゃ済まされないモノはあるよな…水中考古学という学問がある事を初めて知りました。以前ドキュメンタリー番組で沈没船引き上げの様子を見ましたが、海中という厳しい環境で行われる作業の大変さや精密な測量による遺跡の分布図、遺物の復元の様子を思い浮かべました。“突き抜けた思い”で結ばれた絆はどんな困難にも打ち勝つ(笑)

2016/08/16

いたろう

400年前、太平洋に沈んだスペインのガレオン船の引き揚げを巡る水中考古学者とトレジャーハンター企業の競争。歴史的価値か、金銭的価値か、更にそこに絡む各国の思惑、そして自然との戦い。壮大なスケールで描かれる歴史と海と男のロマン――。ただ、うまくまとめ過ぎた感のある終章はなくてもよかったのでは?

2014/03/11

Syo

素晴らしい。 水中考古学。 朱印船時代の ガレオン船。 トレジャーハンターとの闘い。

2021/08/20

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