鳩の撃退法 上
鳩の撃退法 上 / 感想・レビュー
starbro
久方ぶりの佐藤正午、しかも5年ぶりの新刊です!キャラの濃い登場人物、ミステリアスな状況設定、上巻は一気読みです。最終的ににどういう結末が待っているのか下巻が非常に楽しみです。ところで950P超の中で、「ぬまもと」「ぬもと」の遣り取りは何回出て来るのでしょうか?
2014/12/23
シナモン
映画の予習。うーん、とにかく文章が回りくどくて…読むのに苦労しました。大体の流れが分かればいいやと半分流し読みに。ピーターパン、ドーナツ屋、偽札、一家三人神隠し事件……話があっちへ飛んだり、こっちに戻ったり。どこまでが現実でどこからが津田が書いた小説なのか…全てが混沌としてきて頭がごちゃごちゃになって大変でした。映画化じゃなかったらたぶん読まなかっただろうな。でも結末は気になる。頑張って下巻も読みます。
2021/06/12
巨峰
この作者らしく主人公は地方在住の中年のぐだぐだした小説家。ところがこの小説は、数千万円の偽札やら、一家3人・郵便配達・デリヘル嬢の蒸発やらに彼が巻き込まれて、すごくきな臭い。小さな町ゆえにか人が入り混じっていてしっかり読まないと混乱してしまうけど、ここまですごく面白い。デリヘル嬢の源氏名が往年の映画女優ばかりなのも面白いです。上巻の最後でたくさんの伏線を回収してしまったから、よけい下巻の展開が読めない。下巻が楽しみです。
2018/08/24
☆よいこ
映画化が気になり読んでみる。▽小説家の津田は、今はデリヘルのドライバーとして働いてる。津田は夜中にドーナツショップで出会った幸田秀吉が、妻と4歳の娘と共に行方不明になっていると聞く。デリヘルの女と郵便屋の男も消えた。古本屋が残したキャリーバックには偽札が詰まり、津田は一文無しになる。津田は雪の夜の出来事を思い返し、小説を書いていく▽時間軸が前後し、津田の一人称で都合よく事実が隠されている。ストレスの多い上巻だった。
2021/08/29
拓郎
佐藤正午さんは合う作品と合わない作品があるのでどうかとおもいましたがとりあえず上巻は読み終わりました。今のところ私にとって傑作とは言えませんが下巻を引き続き読んでみようと思います。
2016/02/24
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