芝浜: 落語小説集
芝浜: 落語小説集 / 感想・レビュー
いつでも母さん
落語で聴いた話も文字になると又、新鮮に感じ楽しめた。オチがいいんだなぁ。『芝浜』の妻にはなれないけれど。『井戸の茶碗』はわらしべ長者のようでもあり、正直者がうかばれるのがいい。好きなのは『抜け雀』絵が浮かぶ。そして、『中村仲蔵』ここでもこんな妻にはなれないが好きだ。安心して読める1冊だった。そして、落語が聴きたくなるなる。
2016/10/13
タイ子
しゃべる、聞く落語を小説化したら・・・。それを山本一力さんが書いたらこうなる。さすがです、人情噺の一力さん。高座の落語だと当然セリフだけになるけど、小説はその話の時代背景から説明に入ってくれるので分かり易くて、さぁお馴染みの山場に入るぞ~って感じがワクワクする。サゲ(オチ)を決して変えてないので余計面白い。作品5作中2作は初めての噺だけど、落語で聞いてみたいわ~。やっぱ、いいなぁ落語は。
2018/09/21
ひ ほ@新潮部
やっぱり落語は読んでもいまいちですね。語り口がいいのでしょうね。生を聞きたくなりました。
2017/06/06
kiyoboo
亭主が浜から財布を拾ってくるが、どうせ飲んだくれてしまうからと財布を拾ったことを夢と言い切り、死に物狂いで働いた時に実はと打ち明ける「芝浜」を含む5作の落語小説集を読んだ。演者によって印象が変わる落語は「間」の取り方と話し方に役立つので以前はよく聞いていた。作者が書く落語小説は、大変わかりやすく、楽しく読めた。ただ、落語の「おち(下げ)」はわかりづらい。時代背景も違うし、「何で?」という噺もある。それを覚悟で読めば純粋に楽しめる。
2017/03/14
くまクマ
これはいい噺を聴きました、いや読みましたかな。人気演目なんですね 、YouTubeでも沢山出てました。ぜひ観てみよう!でもって、山本一力が文字で噺を聴かせるって凄いです。しかも自分の作品になってる。さすがです!
2019/06/08
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