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ミニシアターの六人

ミニシアターの六人

ミニシアターの六人

作家
小野寺史宜
出版社
小学館
発売日
2021-11-15
ISBN
9784093866293
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ミニシアターの六人 / 感想・レビュー

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starbro

小野寺 史宜、3作目です。銀座のミニシアターで出会った人々の連作短編集、著者らしいしみじみとした佳作でした。 映画『夜、街の隙間』を是非観たいです🎬 https://www.shogakukan.co.jp/books/09386629

2022/02/06

いつでも母さん

ミニシアター上映された追悼映画『夜、街の隙間』20代から70代の6人の観客の悲喜交々の人生を知る。間にはその亡くなった監督の息子の人生も挟まれて、読み進むにつれ「あぁ、小野寺さんだなぁ。」と納得してしまう。やっぱり人って、生きるって、映画よりドラマチックだなぁとそんな読後感。いや、小説ですけれど。

2022/01/31

モルク

映画監督末永静男の死後2年目にして追悼上映が銀座のミニシアターで1週間だけ行われた。ある日の回では観客は6人だけ…その観客の話と上映されている映画「夜、街の隙間」が描かれている。自分もそのミニシアターで映画を見ているような感になる。映画のストーリーと6人の話が絡まり不思議な感覚に。監督の息子たちのエピソードも程よく混じり、何気ない中にも魅せるものがある。

2022/10/12

fwhd8325

この物語の中に、この映画館で上映されているから見に来たというような意味が何回か出てきます。確かに、ミニシアターには、そういう傾向や嗜好があって、それを楽しんでいた時代もありました。映画というのは見たときの自分自身の環境などが大きく影響します。とっても繊細な物語だと思いました。

2022/05/08

ウッディ

とある映画監督の追悼として銀座のミニシアターで上映された一本の映画「夜、街の隙間」に足を運んだ6人の観客の人生模様が描かれる。待望の妊娠、恋の始まりと終わり、夢をあきらめた瞬間、人生の節目の時に観た一本の映画は、夜の銀座の人間模様を描いた映画の内容のように、自分の人生とゆるくリンクし、懐かしさと切なさで胸がいっぱいになる。あの時、何かが違っていたら、今の自分はなかったかもしれない、そんな多くのピースの一つとして一本の映画がある。ジャズの調べの中で描かれる物語は素敵な雰囲気で、余韻が残る作品でした。

2022/05/18

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