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タングル

タングル

タングル

作家
真山仁
出版社
小学館
発売日
2022-11-18
ISBN
9784093866606
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タングル / 感想・レビュー

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がらくたどん

ご感想に惹かれて。大国中米の圧を感じつつガンバル日星両国の新技術開発の夢と熱気を存分に楽しむ物語。量子コンピューターって東大の先生が頑張っていたな~程度の知識で読み始めたのだが作中にプレゼン場面が随時描かれるので大丈夫!爺さんとオジサンとアンちゃんばっかやという点さえOKなら、天才研究者は飄々と岩を登りおじさんは身を挺して爺さん連に引導を渡し兄ちゃんは自分の道を歩き始める清々しさも味わえる。両国首脳の聞き分けの良さは是非見習ってほしい。そしてユメユメ軍事利用せんように。推しはJETRO上がりの居酒屋女将♪

2023/02/03

セロリ

うーむ😔 意欲作だし、日本の現状を憂いて問題提起してるようでもあるが、表層を撫でてるだけに思える。物語として読ませるパワーが足りない。登場人物も多いのだが、ひとりひとりのキャラクターが作り込まれてないと思う。大きなプロジェクトを成し遂げるときには、見せる部分と見せない部分がある。その見えないところを仄めかしつつ、また敵か味方かわからないままにストーリーを進めてくれたら、もっと面白い物語になったと思うけど、全て見せてくれちゃってるから読者としてはドキドキもない。初読み作家さんなんだけど、他はどうなのかな?

2023/03/11

punyon

ヤダ~、ヤンにチャンに私の苦手なカタカナ名前がいっぱい!おまけに登場人物の多さに頭の中はグチャグチャ…とか言いながら、光量子コンピューター開発を巡る日本とシンガポールのドロドロの駆け引きは、タングルという表題通り、量子物理学の話だけではなく、利権をめぐる駆け引きの縺れっぷりが面白すぎてもうすっかり虜。そして巻末の謝辞のシンガポール政府の太っ腹さ加減に、少々爽快すぎるこの決着のつけ方にも納得😊日本も本書を見習って老害政治家を退治して光量子コンピューターの開発で沈みゆく国に何とか歯止めを掛けて欲しいと願う

2023/01/14

PEN-F

待望の真山仁さんの最新刊。光量子コンピューターが世界を変えるとか変えないとか言ってます。とにかくそんなことよりも、ハゲタカシリーズでお馴染みの鷲津さんが、どさくさに紛れて登場します。このサプライズが嬉しすぎました。

2022/12/10

rosetta

★★★✩✩シンガポール観光局肝煎りの小説らしい。シンガポールはマレーシアから追放されて成立した都市国家だったのか?!知らなかった。マレーシアは今頃後悔してるだろうな(笑日本とシンガポール両政府出資のプロジェクトで、光量子コンピュータ開発。世界に先駆けて新世代の技術で、地盤沈下した両国が再びトップを目指す。凄く真っ当にエンタメ小説。もうちょい量子コンピュータについて分かりやすく解説してくれたらありがたかったのだが。技術の進歩って凄いねぇ!ついていけない、利権だけを漁る年寄りにはさっさと引退して貰いたいねえ。

2023/05/31

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