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美人になりたい: うさぎ的整形日記

美人になりたい: うさぎ的整形日記

美人になりたい: うさぎ的整形日記

作家
中村うさぎ
出版社
小学館
発売日
2003-03-01
ISBN
9784093874151
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美人になりたい: うさぎ的整形日記 / 感想・レビュー

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真香@ゆるゆるペース

自分の顔が大嫌いという著者が、プチ整形から本格的なメスを使う整形までトライ。その体験を本書の企画編集に携わった深澤氏のインタビュー、著者の日記、その道のプロ達との対談という構成で美や顔についての話が赤裸々に綴られている。私個人は、女に生まれたからには何歳になっても美しくありたいと思うのは当然のことだし、自信がついて気持ちが前向きになれるなら整形は有効だと思っているので、とても興味深く読んだ。でも、見た目以上に大事なのはやはり人間力。年を取り、見た目が失われたあと自分に残るものは何だろう…と考えさせられた。

2021/08/16

Roko

いろいろ大変な思いをして顔を直していく課程で、本人にとってはもの凄いコンプレックスだった部分を直して「ワーイ、こんなに変わった!」と思っているのに、周りからのリアクションのなさにがっくり。「こんなに変わったのに誰も気づいてくれない!」というボヤキが何度も出てきます。人からどう見られるのか?ということを気にして整形までしたのに、案外と他人はそんなこと気にしちゃいないということに気が付いたうさぎさん。自分の意識と他人の意識の差に気づいて、結局これって自己満足のためにやったんだ!ということに気が付いたんです。

2006/03/06

還暦院erk

図書館本。仕事の合間にちょびちょび読むつもりが、面白くて一気読み。『女は見た目が十割』で引用されていて気になって読んでみたら、『女…』より体張ってる分(?)考察が深かった(←個人の感想)。p148「整形によって『もはや自分の顔を自我や内面の延長と考えなくてすむようになった』…」これはうらやましい。わたし、不機嫌そうなわたしの顔面は先天的な造作であって内面とは無関係なんだよわかってよーと騒いでたな昔。でもp160「人は顔が変わったくらいで何も変わらないです」←その通り!

2016/07/26

ゆうれいごまん

日記部分はとばして対談部分を読んだ。「顔を変えてみたいけど、失敗したら失敗したでネタになるからいい。」ってのがうさぎさんらしい。 うさぎさんの丸顔コンプレックスの話が面白かった。 ヘアメイクの男の人の話は、読んでいて「そーーーんな細かいところまで見てるのか!やー私には無理無理。そんな繊細な化粧できない…」って全部投げたくなる気持ちになった。 『相当数の男が「化粧したら俺は美人になる」と思ってるはず』という精神科医の言葉にはものすごく納得した。

2014/11/29

とジュディーkumi

中村うさぎさんの、プチ整形は、決して軽率な行動ではなく、中村うさぎさんなりに「女にとって容貌とはなにか」って考察だから、社会学者のフィールドワークに近いと思う。 こればかりは、男性には分からないかも、男性も、容姿で、優劣をつけられる苦しみはあると思うけれど、女性に対しての、それは、すごい。 とにかく、包装紙で判断されている気がするというか、個人差はあると思うけれど、誉められても貶されても「中身」を無視されている感じがある、難しい問題だけれど、果敢な姿勢が評価できる。

2019/07/10

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