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おがたQ、という女

おがたQ、という女

おがたQ、という女

作家
藤谷治
出版社
小学館
発売日
2004-07-01
ISBN
9784093875141
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おがたQ、という女 / 感想・レビュー

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ぽこにゃん

初藤谷作品。そもそも、このタイトルが気になり読んだのだけど、単純に可笑しい話かと思いきや、想像とは違って、妙に印象深く胸の中に何かが残る作品。 淡々としているようで怒涛のごとく押してくる文章、年代もどうも自分と同じな時代背景も手伝って、気付けばかなり感情移入(多分おがたQに)していたらしく、最後はなんとも言えぬ寂寥感と、一方で満足感とが、ごちゃまぜ。泣けてました。キューちゃん!

2009/12/29

聖月

◎◎内容は全然書きたくないぜ、ベイビー。とにかく文章が凄い。濃密でいて透明感があり、奇想でいて自然さが溢れている。こういう文章を読みたかった。森見登美彦の文章が好きとか書いたことがある評者なのだが、藤谷文体に較べれば森見文体は幼稚園。藤谷は評者にとってのノーベル賞もの(^O^)/と、すべて個人的嗜好ですが(^^ゞ悪しからず

2007/10/27

にがつ

あっという間に読んでしまった。セリフとしてのセリフはなく、文の波に流されて行くようだった。しかしQのまわりの人々は、知るほどにQをひとりにしていく。鉄夫も結局そんな感じだし、タイミングが悪すぎる。しかも結局父は自分のためにQをずっと使うだけの父だった。おばあはファンタジーかよ…と思ったが、Qがそう思っていたかったのかもとも感じる。鉄夫とQが映画の話をすごく楽しげにやってるシーンが読んでてなんだかホッとした。

2015/07/17

ちこ

タイトルからして風変わりなストーリーなのかと思いきや、何だかとても切ない気分に。おがたQ!!!

2012/11/26

うめぼしみどり

おがたQと名乗る女が主人公の、ネガティヴシンデレラストーリー。不幸だけど羨ましい。心に受けた傷も、最後の最期までかっこいいから妬いてしまった。鉄夫との映画談義、おもしろかったな。映画は寝てしまうからあんまり観ないけど、ふらり、寄ってみてもいいなぁ。

2017/04/26

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